イーサリアム(Ethereum/ETH)のブロックチェール技術を活用したファンタジーサッカーゲームである「Sorare(ソラーレ)」は2020年7月16日に、大手ベンチャーキャピタルファンドである「e.ventures」が主導するシードラウンドの資金調達で400万ドル(約4.28億円)を調達したことを発表しました。
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「TOP20のサッカーリーグとの契約」目指す
Sorare(ソラーレ)は、イーサリアムのブロックチェーン技術を活用したファンタジーサッカーゲームであり、実在するサッカー選手のデジタルトレーディングカードを発行している他、それらのカードでチームを編成して他のプレイヤーと競い合うことができるリーグコンテストなどを開催しています。
ソラーレが発行するデジタルカードは公式認定された希少価値のあるトークンとなっているため、他のユーザーと取引することができます。また、これらの選手カードは「実際の試合のパフォーマンス」に基づいてランク付けされるため、選手のパフォーマンスが良ければトークンの価値が高まる可能性もあり、5枚のカードでチームを編成して毎週開催されるリーグコンテストで勝利すれば報酬を得ることもできるようになっています。
今回の資金調達は大手ベンチャーキャピタルファンドである「e.ventures」が主導したものであり、その他の投資家しては「Partech、Fabric Ventures、Semantic Ventures、Cygni Capital」などが挙げられている他、元ドイツ代表のサッカー選手であるAndre Schurrle(アンドレ・シュールレ)氏も同社に投資したと報告されています。
Sorare(ソラーレ)は過去数ヶ月間で急速に提携チームを拡大してきており、2020年7月17日時点では合計76のサッカークラブと正式にライセンス契約を結んでいると報告されています。しかし同社は今回の発表の中で『調達した400万ドルを用いて2020年末までにチームの規模を2倍にし、世界のTOP20に属するサッカーリーグと契約を結ぶ』とも語っているため、今後もさらに多くの提携チームが発表されていくことになると予想されます。
同社が発行している選手カードの販売数は過去6ヶ月間で急速に伸びており、2019年12月時点で3万ドル(約321万円)だった売上は2020年6月時点で35万ドル(3,750万円)にまで増加していると報告されているため、提携チームや発行カードが増えることによって「Sorare」はさらに成長していくことになると予想されます。