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カルダノ財団:スイスのフィンテック企業「Lykke Corp」と提携へ


カルダノ財団(Cardano Foundation)は2020年7月22日に、スイスを拠点とするフィンテック企業である「Lykke Corp(リッケ・コープ)」と複数のイニシアチブで提携する予定であることを発表しました。

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「Cardano・Lykke」の専門知識を融合

カルダノ財団(Cardano Foundation)が提携を予定している「Lykke Corp(リッケ・コープ)」はスイスを拠点とするフィンテック企業であり、暗号資産ウォレットや仮想通貨取引所「Lykke Exchange」を運営している他、独自の仮想通貨である「リッケ(Lykke/LKK)」なども発行しています。

「Cardano Foundation」と「Lykke Corp」の提携は、カルダノ財団が有するブロックチェーン技術に関する経験と、Lykke Corpが有する金融関連の専門知識を組み合わせることを目的としたものであり、両社が協力することによって双方の製品が充実し、Lykkeの金融サービスや市場でのポジションも強化することができると期待されています。

「Lykke Corp」は現在、スイスの規制当局である「スイス金融市場監督局(FINMA)」にライセンス申請を行なっている過程にあるとのことで、認可を受けるとサービス幅が大幅に拡大すると説明されています。ライセンス取得を控えている「Lykke Corp」は、業界をリードしているカルダノブロックチェーンに独自のアクセスを提供することによって、今後のサービス展開を加速させることを目指しています。

カルダノ財団の会長であるNathan Kaiser(ネイサン・カイザー)氏は「Lykke Corp」との提携について次のように語っています。

私たちはスイスで最も革新的なブロックチェーン金融会社の1つである「Lykke Corp」の専門家チームと提携できることを大変嬉しく思っています。「カルダノ財団」と「Lykke Corp」は、このコラボレーションを通じて金融インフラを構築し、Cardanoエコシステムを強化して、ブロックチェーン業界を充実させるサービスを提供することを目指しています。

Lykke Corpの創設者兼CEOであるRichard Olsen(リチャード・オルセン)氏は次のように述べています。

Cardanoには、銀行が選ぶブロックチェーンになるための重要な属性がすべて備わっています。スケーラビリティ、正式な方法、およびピアレビューされたコードベースなどがそれに当たります。

カルダノ財団との協力によって、Lykkeの「組織的取引施設(Organized Trading Facility/OTF)」の提供が強化され、Cardanoで構築・展開される新しいLykke製品およびサービスへの道が開かれます。

カルダノ財団は今回の提携について『このコラボレーションは”業界のパートナーシップを促進して集団的成功を推進し、相互運用性を加速し、カルダノのすべての利害関係者の価値を引き出す”というカルダノ財団の中核となる使命に基づいている』と説明しています。

自らのプロジェクトだけで成功するのではなく「業界全体で成功すること」を目指しているカルダノは、これまでにも複数のブロックチェーンプロジェクトと協力しており、最近では牛肉製品のトレーサビリティに取り組んでいる食品追跡会社「BeefChain(ビーフチェーン)」と提携したことも報告されています。

>>「カルダノ財団」の公式発表はこちら

2020年7月23日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は、今年3月に2.48円付近まで下落したものの、その後は5倍以上にまで回復しており、2020年7月23日時点では「1ADA=13.34円」で取引されています。

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2020年1月26日〜2020年7月23日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)