Tether(USDT)ブラジル全土「約24,000台のATM」で利用可能に

by BITTIMES

Tether(テザー)社は2022年10月20日に、同社が提供する米ドル連動ステーブルコイン「USDT」が、ブラジル全土で展開されている約2万4,000台のATM端末で2022年11月3日から利用できるようになることを発表しました。

こちらから読む:LUNC、Tax Burn税率を"0.2%"に引き下げ「暗号資産」関連ニュース

SmartPayと提携してATM端末でUSDTサポート

Tether(テザー)社は2022年10月20日に、同社が提供する米ドル連動ステーブルコイン「USDT」が、ブラジル全土で展開されている約2万4,000台のATM端末で2022年11月3日から利用できるようになることを発表しました。

ATM端末でのUSDTサポートは「SmartPay」という企業との提携で実現したものであり、「PiX」と呼ばれるブラジルの決済システムにUSDTを統合した後、ブラジル最大のATM会社である「TecBan」と統合したことによって、TecBanのシステムでUSDTを利用することができるようになったと報告されています。

Tether(USD₮)は、11月3日からブラジル全土の24,000を超えるATMで利用可能になります🇧🇷

Tether社は今回の発表で、ブラジルの研究機関「Instituto Locomotiva」が2021年1月に実施した調査データに基づいて『ブラジルにはまだ3,400万人もの銀行口座を持たない成人、または頻繁に利用していない人々がいる』と報告しており、『SmartPayがUSDTを統合することによってそのような何百万人もの人々に暗号資産エコシステムや新しい金融革命にアクセスする機会を提供することができる』と説明しています。

対象地域の人々は「SmartPay」にアクセスすることによって、USDTを含む好きな暗号資産を選択することが可能になるとのことで、世界中のどこでも好きな時にUSDTを送受金したり、USDTをブラジルの法定通貨「ブラジルレアル(BRL)」に交換して引き出したりすることができると報告されています。

Tether社の最高技術責任者(CTO)であるPaolo Ardoino(パオロ・アルドイノ)氏は、今回のUSDTサポートについて次のようにコメントしています。

インフレやあまり包括的ではない金融システムによって生じた困難や制限によって、ブラジルに住む多くの国民は同国の経済成長に参加できない状態となっています。ブラジル全土のATMにUSDTを追加することによって、より多くの人々に金融システムに参加する機会を提供することができます。これは決済業界だけでなく、ブラジルの金融エコシステム全体に大きな変化をもたらすでしょう。

USDTは世界中の大手暗号資産取引所などでも基軸通貨として広く採用されているため、ブラジル全土でUSDTを気軽に利用できるようになれば、暗号資産取引所などのサービスも利用しやすくなり、仮想通貨業界全体の発展にも繋がる可能性があると期待されています。

>>「Tether」の公式発表はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

BINANCE:AI生成アートNFTを発行できる「Bixel」提供開始

BINANCE:AI生成アートNFTを発行できる「Bixel」提供開始

BINANCE:南アフリカの法定通貨「ZAR」サポートへ

BINANCE:南アフリカの法定通貨「ZAR」サポートへ

チャーリー・マンガー氏が死去|仮想通貨否定派としても知られる伝説の投資家

チャーリー・マンガー氏が死去|仮想通貨否定派としても知られる伝説の投資家

ルーマニアの公立大学「仮想通貨決済による入学金支払い」対応へ|EGLDをサポート

ルーマニアの公立大学「仮想通貨決済による入学金支払い」対応へ|EGLDをサポート

Crypto.com:総合格闘技団体UFCの「公式NFTグッズ」発売へ|提携関係を拡大

Crypto.com:総合格闘技団体UFCの「公式NFTグッズ」発売へ|提携関係を拡大

DMMビットコイン:スマホアプリに初心者向けの新機能「STモード」追加

DMMビットコイン:スマホアプリに初心者向けの新機能「STモード」追加

注目度の高い仮想通貨ニュース

MoonPay:PayPalで仮想通貨購入可能に「ADA・SHIB・DOGEなど110銘柄以上」に対応

MoonPay:PayPalで仮想通貨購入可能に「ADA・SHIB・DOGEなど110銘柄以上」に対応

シバイヌ(SHIB)「TOKEN2049 DUBAI」のゴールドスポンサーに|多数の著名人が参加

シバイヌ(SHIB)「TOKEN2049 DUBAI」のゴールドスポンサーに|多数の著名人が参加

BNB Chainがハッカソン上位入選のDappsをインキュベート

BNB Chainがハッカソン上位入選のDappsをインキュベート

自動損益計算のクリプタクト「Astar zkEVM」に対応|確定申告をサポート

自動損益計算のクリプタクト「Astar zkEVM」に対応|確定申告をサポート

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

カルダノ基盤のSNS「VYRA」リリース|トークン報酬機能も追加予定

カルダノ基盤のSNS「VYRA」リリース|トークン報酬機能も追加予定

Flare Network:分散型のCEXスタイル取引アプリ「Raindex」リリース

Flare Network:分散型のCEXスタイル取引アプリ「Raindex」リリース

仮想通貨企業の広告に「エミネム」登場|世界的セレブの起用に注目集まる

仮想通貨企業の広告に「エミネム」登場|世界的セレブの起用に注目集まる

SHIB関連のDeFiサービス「K9 Finance」のプレビュー画像公開

SHIB関連のDeFiサービス「K9 Finance」のプレビュー画像公開

シバイヌ(SHIB)プライバシー重視のL3開発に向け「1,200万ドル」の資金調達

シバイヌ(SHIB)プライバシー重視のL3開発に向け「1,200万ドル」の資金調達

無登録の仮想通貨サービス利用に「FBI」が警告|捜査の影響を受ける可能性も

無登録の仮想通貨サービス利用に「FBI」が警告|捜査の影響を受ける可能性も

Ripple社:日本で「XRPL活用した企業向けソリューション」導入へ

Ripple社:日本で「XRPL活用した企業向けソリューション」導入へ

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す