ビットコイン現物ETFの申請が加速「Valkyrie・Invesco」もBlackRockに続く
ティッカーシンボル「BRRR」でNASDAQ上場目指す
米国の暗号資産管理企業「Valkyrie Digital Assets」が、2023年6月21日にビットコイン現物ETFの申請書を米国証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになりました。
ヴァルキリーが申請した金融商品の名称は「Valkyrie Bitcoin Fund」で、ティッカーシンボルは「BRRR」、「NASDAQ」への上場を目指すと報告されています。
Valkyrie Bitcoin Fundは、複数の主要な暗号資産取引所で集計された取引データに基づいて計算される「CME CF Bitcoin Reference Rate」のビットコイン価格を参照するとのことで、具体的には「Coinbase・Bitstamp・Gemini・Kraken・LMAX Digital・itBit」などの取引所の価格情報が含まれると伝えられています。
ヴァルキリーは以前からビットコイン先物ETFを提供しており、2021年10月には米国で2番目となるビットコイン先物ETF「Valkyrie Bitcoin Strategy ETF(BTF)」がナスダックに上場したことも発表されています。
Valkyrieに関する記事はこちら
ビットコイン現物ETFの申請報告が続く
今月16日には世界最大の資産運用会社である「BlackRock」がビットコイン現物ETFを申請したことが明らかにされていましたが、その後は他の企業も続々とビットコイン現物ETFを申請しています。
今月20日には、米資産管理会社の「WisdomTree」の申請も明らかにされていましたが、その後は「Invesco」が「Invesco Galaxy Bitcoin ETF」と呼ばれるビットコイン現物ETFを再申請したことも判明、さらに「米金融大手Fidelityがビットコイン現物ETFを計画している」という噂も出ています。
米SECがビットコイン現物ETFを承認したことは一度もないため、ここ最近で申請・再申請されているビットコイン現物ETFが承認されるかどうか不明であるものの、BlackRockが約9兆ドル(約1,280兆円)を運用する世界最大の資金運用会社であることなどから、業界では「BlackRockのビットコイン現物ETFは承認されるかもしれない」と期待する声が強まってきています。
ビットコイン現物ETFの承認は「BTC価格に大きな影響を与える可能性のある重要なイベントの1つ」として以前から注目されているため、今後の動きや最終判断には注目が集まっており、本日22日にはビットコイン価格が30,000ドル(約425万円)まで上昇しています。
BTC価格は3万ドルまで回復
(Valkyrie提出書類)
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