【重要】カルダノの「Flint Wallet」提供終了へ|利用者は復元フレーズの記録を
ウォレット充実を考慮して提供終了を決定
カルダノ(Cardano/ADA)の軽量ウォレットであるFlint Wallet(フリント・ウォレット)は2024年8月27日に、Flint Walletの提供を終了することを発表しました。
Flint Wallet(フリント・ウォレット)は、カルダノ関連の製品開発などを手掛ける「dcSpark」が2022年1月にリリースした軽量ウォレットであり、カルダノ関連の様々な暗号資産を保管・管理できるようになっています。
今回の提供終了は、Flint Walletと同じような機能を備えたウォレットが多数登場してきたことを考慮して決定されたものであるとのことで、「他のカルダノウォレットと競合してもあまり意味がないため、サービス終了を決定した」ということが説明されています。
Flint Walletは、モバイル対応などを含む他ウォレットにはない機能を搭載していたことなどを考慮してサービス提供を続けていたものの、現在は他のモバイルウォレットでも十分な機能が提供されているため、今後予定されているConwayハードフォークを機に提供を終了すると報告されています。
Flint will *not* be updated to support the upcoming Conway hardfork
— FlintWallet (@FlintWallet) August 26, 2024
You can use your recovery phrase as-is on the other multiple Cardano wallets that exist
We are sunsetting Flint, with rationale below↓
Flintは、今後予定されているConwayハードフォークに対応したアップデートを行いません。
現在使用中のリカバリーフレーズは、他の複数のカルダノウォレットでそのまま使用できます。
以下の理由で、Flintの提供を終了することにしました↓
対象者はリカバリーフレーズを用いた復元作業を
Flint Walletのサービス提供は終了となるため、カルダノ関連の資産管理でFlint Walletを利用していた場合は、リカバリーフレーズを用いて他のウォレットで復元作業を行う必要があります。
公式発表でも説明されているように、Flint Walletで生成されたリカバリーフレーズ(復元フレーズ)は他のカルダノウォレットでもそのまま使用することができます。
ウォレットはブロックチェーン上に記録されたデータにアクセスして、保有資産など見やすく表示できるツールであり、ウォレット自体に仮想通貨が保管されているわけではないため、リカバリーフレーズや秘密鍵があれば、別のウォレットアプリでも自分の資産にアクセスすることができます。
Flint Walletのアプリでは、画面右下の「設定タブ」にある「復元フレーズ」のページから「パスワード」を入力することによって復元フレーズを確認することができるため、Flint Walletで資産を管理していた場合はこの復元フレーズを記録しておくことが重要です。
※復元フレーズを第三者に知られると、そのウォレットの仮想通貨を全て盗まれる可能性があります。復元フレーズを記録する際には誰にも知られないように注意し、安全な方法で保管してください。
画面右下の「設定タブ」にある「復元フレーズ」のページから復元フレーズを確認することが可能
別ウォレットで復元したい場合には、上記の方法で記録した復元フレーズを別ウォレットで入力することによって、Flint Walletで管理していたウォレットを復元することができます(※詐欺アプリなどには十分ご注意ください)。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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