2025年8月10日〜16日にかけて紹介した仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
メタプラネット、BTC保有拡大で過去最高益更新
東証スタンダード上場の株式会社メタプラネットは8月13日、2025年第2四半期(1月1日〜6月30日)の連結決算を発表しました。
決算資料によると、売上高は前四半期比41%増の約12億円、営業利益は同38%増の約8億円となり、ビットコイン(BTC)財務事業を主軸とする戦略により過去最高益を更新しました。
Q2連結決算で過去最高益を記録
Google検索急増が示すアルトコインシーズン到来の兆候
Googleトレンドにおける「Altcoins(アルトコイン)」の検索件数が過去5年で最高水準となり、アルトコインへの関心が高まっています。
Googleトレンドは過去にも同様の傾向を示してきました。2021年初頭には、イーサリアム(ETH)やカルダノ(ADA)、BNBといった仮想通貨の上昇相場を背景に、「アルトコイン」の検索数が過去最高水準に達しました。
こうした関心の高まりは、市場データにも表れており、アルトコインシーズン到来を示すシグナルの一つと見なされています。
アルトコイン市場の熱気
マレーシア中銀、BTC・XRPなどの銀行預金代替可能性を分析
マレーシア中央銀行(BNM)は、ビットコインやエックスアールピー(XRP)などの私的トークンが、将来的に現金や銀行預金を置き換える可能性について分析したワーキングペーパーを公表し、仮想通貨決済の将来像について言及しました。
報告書では、現代の貨幣の機能や役割を踏まえ、こうした仮想通貨が銀行システム外でも決済手段として広く利用され、現金(CIC)や銀行預金と同等の機能を果たし得る可能性があると指摘しています。
仮想通貨の銀行預金代替性を分析
アーサー・ヘイズ氏「ETH・HYPE・ENA」などを大量購入
8月15日、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者アーサー・ヘイズ氏が、直近5日間でイーサリアム、ハイパーリキッド(HYPE)、エセナ(ENA)など複数の仮想通貨を総額約1,590万ドル(約23.3億円)規模で取得していたことが明らかになりました。
オンチェーンデータを提供するLookonchainの報告によると、対象銘柄にはETHのほか、分散型取引所HyperliquidのトークンHYPEや、分散型ステーブルコインプロジェクトEthenaのトークンENAが含まれています。
さらに、ステーキング関連のLido DAO(LDO)、Pendle(PENDLE)、EtherFi(ETHFI)なども取得していたことが報告されています。
ヘイズ氏、複数通貨を大規模取得
米ウェルジスティクス、薬局6,500店舗でXRP決済導入
米国ナスダック上場のヘルスケアインフラ企業Wellgistics Health(ウェルジスティクス・ヘルス)は8月13日、Ripple(リップル)社の分散型台帳「XRP Ledger」を基盤とする新決済システムを導入したと発表しました。
このプログラムは処方薬業界で初めてブロックチェーン決済を本格的に導入する取り組みで、米国内の独立系薬局6,500店以上で仮想通貨XRPによる支払いがすでに利用可能となっています。
同社は、薬局が医薬品の支払いにXRPを利用することで、資金移動を即時かつ低コストで実現し、高額な手数料や銀行・クレジットカード網への依存による遅延を解消できると説明しています。
ビットコイン、124,000ドル超えで史上最高値更新
日本時間2025年8月14日朝、ビットコインの価格が124,000ドル(約1,820万円)に達し、過去最高値(ATH)を更新しました。
今回の急騰により、ビットコインは直近の最高値であった約123,000ドル(今年7月中旬に記録)を突破し、時価総額は現在2兆4,600億ドル(約361兆円)に達しています。
また、時価総額がGoogleの2兆4,500億ドルを上回り、世界の主要資産ランキングで5位に返り咲いたことも報告されています。
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ブルーオリジン、BTC・ETH・SOLで宇宙旅行販売開始
8月11日、ジェフ・ベゾス氏が率いる米宇宙企業Blue Origin(ブルーオリジン)は決済企業Shift4 Payments(シフトフォー・ペイメンツ)と提携し、宇宙旅行サービス「ニュー・シェパード」で仮想通貨およびステーブルコイン決済を導入すると発表しました。
同日より、ビットコイン・イーサリアム・ソラナ(SOL)などの主要仮想通貨に加え、テザー(USDT)やUSDコイン(USDC)といったステーブルコインでの支払いが可能になっています。
同社は「仮想通貨決済の導入により、ブルーオリジンは新たな顧客層の獲得に加えて、24時間対応の即時決済やドル建て決済の利点を世界規模で活用できるようになる」と述べています。
仮想通貨決済に関する注目記事
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:AIによる生成画像





































