ビットコインキャッシュ(BCH)ハードフォークで高騰中
ビットコインキャッシュのハードフォークが明日 11月13日に迫り、ビットコインキャッシュの高騰が続いています。
今回の高騰もビットコインのハードフォーク時と同様に、コインが生成される際に、資産が増加する目的で買いが集中していることがその理由と見て間違い無いでしょう。
ビットコインキャッシュがハードフォークを行う理由は、「マイニング難易度のアルゴリズム修正」のためです。
ビットコインキャッシュは、マイニング(採掘)に問題があると誕生時から指摘されており、今回のハードフォークは新しいルール適用のために行います。
ビットコインのハードフォーク内容
ちなみに、変更されるアルゴリズムは「 Emergency Difficulty Adjustment(エマージェンシー・ディフィカルト・アジャストメント・以下EDA)」というもので、適用されるアルゴリズムは「 D601 」に基づいて開発されたアルゴリズム「 DAA 」と報告されています。
ビットコインキャッシュは「資金詰まり」が大きな問題として指摘されていました。
ビットコインは「マイニング」によって、取引データを処理していますが、ビットコインキャッシュは、マイニングを行うマイナー不足によって、「取引処理がされない」「取引処理が遅れる」などの問題が起きていました。
現状マイナーによっては、ビットコインのマイニングとビットコインキャッシュのマイニングを、収益効率の良いものをシステムで自動的に変更しながら行なっています。
しかし、ビットコインキャッシュの採掘難易度が通常のビットコインよりも上回った場合、収益性が落ちるためビットコインキャッシュのマイニングを行わない、
つまり、取引の反映がされない。という現象が起きてしまいます。
おそらく、今回はビットコインキャッシュの採掘難易度を下げる方向で修正をかけてくるはずです。
DAA で今後ビットコインキャッシュは、
・平均ブロック間隔を600秒に設定する
・ハッシュレートが安定している場合、難易度調整を行わない
・ハッシュレートが急激に変化した場合には、難易度を即座に調整する
・ハッシュレートと難易度の間のフィードバックからの振動を避ける
・復元力を持たせる
以上の仕組みを追加する予定です。
ビットコインキャッシュを管理する「 Bitcoin ABC」は、Amaury Séchet(アマウリー・セーシェ氏)が考案した「 D601 」元に開発をしたようですが、今回のハードフォークに伴うウォレットなどのソフトウェアのアップデートが必要になるため、一部開発者からは非難の声も集まっています。
今回のハードフォークでビットコインキャッシュマイニングのネットワークが安定するのか注目が集まっています。
今後の価格変動と合わせて注視したいですね。