米SEC「Wilshire Phoenix」のビットコインETF、可否判断を再び延期
米国証券取引委員会(SEC)は「Wilshire Phoenix Funds(ウィルシャー・フェニックス・ファンド)」が「NYSE Arca取引所」に上場させることを計画しているビットコインETFの可否判断を2020年2月26日まで延期しました。
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待望のビットコインETF、再び延期に
「Wilshire Phoenix Funds」が「NYSE Arca取引所」に上場させることを計画しているビットコインETFは、ビットコイン(BTC)の高いボラティリティに対処するために米国債権も組み込んだ上場投資信託(ETF)となっており、これまで申請が行われてきた「VanEck」や「Bitwise」のビットコインETFとは異なる仕組みとなっています。
米国証券取引委員会(SEC)はこれまで仮想通貨のカストディ(資産管理)や市場操作などを懸念点としてあげていましたが、「Wilshire Phoenix」が申請しているビットコインETFは、
・ビットコインのボラティリティに応じてBTCと米国債の割合を毎月自動的に再調整する
・比重インデックスを「Bloomberg」と「Reuters」で開示して透明性を図る
・CMEのビットコイン参考基準レートを利用する
・"監視共有契約"を使用して相場操縦に対処する
などといった対策をとっているため、同社のビットコインETFは承認される可能性が高いとの意見も出ていました。
SECに提出されてきたこれまでのビットコインETFは、どれも可否判断が延期された後に未承認または自動放棄となっていたため、"Wilshire Phoenix社のビットコインETF承認"を望む声は多かったものの、今回も承認判断が延期される形となりました。
SECは承認判断を延期した理由として「審査するためにはより多くの時間が必要である」と説明しているため、現時点ではWilshire Phoenix社のビットコインETFが承認されるかどうかは予想しづらい状況となっています。
(参照元:SEC)
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