仮想通貨取引所FCoin「サービス再開」に向けた方針を発表


経営状況の悪化によって顧客資産の返済に1年〜3年ほどの期間がかかると発表していた中国の仮想通貨取引所「FCoin」は、2020年2月27日に”事業再開”に向けた取り組みを行なっていく方針を明らかにしました。

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FCoin・FMex再開に向け「事業再開グループ」立ち上げ

FCoinは今月14日に財務上・システム上の問題が重なったことなどによって同社が経営難に陥っていることを報告し、顧客から預かっている仮想通貨の返却に1〜3年ほどの期間がかかる可能性があることを報告していましたが、本日27日に公開された記事では停止されている仮想通貨取引プラットフォーム「FCoin」と「FMex」のサービス再開に向けた作業を進めていく方針が明かされています。

具体的な取り組みとしては「会社の委員会メンバー」や「コミュニティメンバー」を中心に構成された”事業再開グループ”を立ち上げた後に最適な技術ソリューションを使用してできるだけ早く「FCoin」と「FMex」の運用を再開し、顧客資産の問題に関する対応をいち早く策定してコミュニティに公開すると説明されています。

また、これらの作業が完了した後には「FCoin」のWebサイト運営自体をコミュニティに完全移管するとも説明されています。

「FCoin」は今後の取り組みを通じて返却できていない顧客資産を全額返却していく意思を語っていましたが、今月18日頃には顧客資産の出金ができなくなっている状況の中で同社のコールドウォレットに保管されていたビットコインが複数の取引所に出金されていたことが発覚していたため、一部では「投資家の資金を持ち逃げする”出口詐欺”の可能性がある」と指摘する意見も出ていました。

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