Ripple社「YouTube」に対して訴訟|XRP関連詐欺を放置・助長したと指摘

by BITTIMES

Ripple(リップル)社は2020年4月21日に、YouTube(ユーチューブ)が「仮想通貨XRPの無料配布(ギブアウェイ)」を謳う詐欺行為を止めなかったことに対して訴訟を起こしたことを発表しました。

こちらから読む:リップル共同設立者、新型コロナから回復「Ripple」関連ニュース

「XRP関連詐欺を放置したこと」を問題視

YouTube(ユーチューブ)では以前から『仮想通貨XRPを一定額送金したら、それよりも多くのXRPを返金する』という嘘の内容を動画の概要欄やコメント欄に書き込むことによって、動画視聴者からXRPを騙し取る詐欺行為が行われていました。

Ripple(リップル)社はこのような行為が行われていたことを以前から警告しており、公式サイトで「XRP関連詐欺の見抜き方」なども公開していましたが、今回の訴訟ではこれらの詐欺行為に対してYouTube側が対応を怠ったことなどが指摘されています。

リップル社によると、これらの詐欺行為によって数万ドル(数百万円)相当のXRPの被害が出ているとのことで、これによってRipple社やBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)CEOのイメージ・ブランドが傷付けられたと説明されています。

「YouTubeは詐欺師から利益を得ている」との指摘も

今回の訴訟では「YouTube側が詐欺師から広告料を得ていたこと」も指摘されています。YouTubeでは、動画配信者がYouTube側に広告費を支払うことによって、検索結果の上位に動画を表示させることができる仕組みサービスが提供されていますが、今回の詐欺動画もこの広告機能によって上位に表示されていたとのことです。

以下の画像はRipple社の訴訟で"例"として挙げられている画像ですが、この動画では「ブラッド・ガーリング氏のインタビュー」というタイトルに「50,000,000XRPギブアウェイ」と書かれたサムネイルが付けられており、タイトル下部にはYouTube側が"広告"として掲載していることを示す「黄色文字の"Ad"マーク」付けられています。

(画像:Ripple.com)(画像:Ripple.com)

このような広告動画はできるだけ多くのユーザーがクリックするように最適化され、「Ripple」や「Brad Garlinghouse」と検索したユーザーの検索結果で上位に表示されることになるため、被害の拡大につながった可能性もあると考えられます。

Ripple社は2019年11月以降で49回削除依頼を出しているとのことで、ガーリングハウスCEOを装ったチャンネルに対しては305回もクレームが届いているとのことです。

>>「Ripple社」の公式発表はこちら
>>「訴訟の内容」はこちら

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