スイス最大のオンラインショップ:仮想通貨に加え「ステーブルコイン決済」にも対応へ
デジタル資産に特化したスイスの銀行「Sygnum Bank(シグナムバンク)」は2020年8月27日に、スイス最大のオンラインショップである「Galaxus(ギャラクサス)」やデンマーク拠点の仮想通貨決済プロバイダーである「Coinify(コイニファイ)」と協力して、同銀行が発行する発行するステーブルコイン「デジタルスイスフラン(DCHF)」を用いたeコマースの支払いテストに成功したことを発表しました。
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デジタルスイスフラン(DCHF)による決済テストに成功
Sygnum Bank(シグナムバンク)はスイスの金融市場監督機構(FINMA)から銀行業ライセンスを取得しているデジタル資産に特化した銀行であり、スイスの法定通貨「スイス・フラン(CHF)」に1対1でペッグされたステーブルコイン「デジタルスイスフラン(DCHF)」を発行しています。
今回の発表では、同銀行がスイス最大級のネット通販サイトである「Galaxus(ギャラクサス)」やデンマーク拠点の仮想通貨決済プロバイダーである「Coinify(コイニファイ)」と協力して、デジタルスイスフランを用いたeコマースの支払いテストに成功したことが報告されています。
Sygnum Bankは『スイスフランと1対1でペッグされたDCHFは、カードシステムの必要性を排除し、支払いコストと詐欺行為を減らし、取引をリアルタイムで処理することができる』と説明しており、『デジタル経済と従来の経済をシームレスに繋ぐこの決済システムは、3.5兆ドル規模のeコマース業界に革命をもたらし、消費者とオンライン小売業者を直接結びつける可能性を秘めている』と語っています。
「Galaxus」は以前から「現金・クレジットカード・Google Pay・PayPal」などといった様々な決済手段に対応しており、2019年時点にはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、エックスアールピー(XRP)などといった主要な暗号資産による支払いも受け入れていますが、同社の最高財務責任者であるThomas Fugmann氏は『DCHFのような価値が安定したデジタル通貨による支払いを受け入れることによって利便性をさらに高めることができる』と語っています。
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