仮想通貨決済企業ワイレックス:多通貨対応の「Wirex Mastercard」発行へ


イギリス・ロンドンに本社を構える仮想通貨決済企業「Wirex(ワイレックス)」は2020年9月18日に、Mastercard(マスターカード)のプリンシパルメンバーシップを付与されたことに続いて、新しく「多通貨対応のWirex Mastercard」を発行することを発表しました。

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「多通貨対応のWirex Mastercard」発行へ

Wirex(ワイレックス)は2014年に設立されたイギリス・ロンドンに本社を構える仮想通貨決済処理業者であり、英国金融行動規制機構(FCA)に登録されている数少ない暗号資産系ペイメント会社として知られています。

同社は2020年7月に「Mastercard(マスターカード)」の決済カードを直接発行することができる”プリンシパルメンバーシップ(本会員)”に選ばれたことを発表していましたが、今回の発表ではこれに続いて複数の仮想通貨や法定通貨に対応した”多通貨対応のWirex Mastercard”を新たに発行することが報告されています。

Wirexが新たに発行する多通貨対応カードは、Wirexアプリのアカウントに19種類の暗号資産と法定通貨にリンクされており、マスターカードにサポートされているため、マスターカードに対応している店舗で様々な暗号資産を使用してスムーズに支払いを行うことができます。

同社はこのマルチ通貨カードの限度額が非常に高いことや、手数料がほぼ無料であることなどを理由に『新しいWirex Mastercardは競合他社の決済カードよりも遥かに優れている』と語っています。なお、このカードの正式なリリース日はまだ明らかにされていません。

報酬プログラムもアップグレード

Wirex(ワイレックス)は今回の発表の中で、同社が提供している「Cryptoback(クリプトバック)」と呼ばれる報酬プログラムをアップグレードすることも発表しています。

この報酬プログラムでは、これまで各店舗での取引に対して最大1.5%のビットコインが報酬として還元されていたものの、今回のアップグレードによってオンラインショップ・店舗などでカードを使用した場合の報酬は最大2%、Wirex Token(WXT)保有者にはWXT保有残高に応じて年間最大6%の報酬が付与されると説明されています。

またこの他にも、決済ソリューション会社「LHV」とのパートナーシップに基づいて欧州経済地域で以下5種類の法定通貨を新たにサポートすることも報告されています。

  • クロアチア・クーナ(HRK)
  • チェコ・コルナ(CZK)
  • ポーランド・ズウォティ(PLN)
  • ルーマニア・レウ(RON)
  • ハンガリー・フォリント(HUF)

>>「Wirex」の発表はこちら

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