Ripple社:ODL送金関連の新サービス「Line of Credit」提供開始

by BITTIMES   

Ripple(リップル)社は2020年10月8日に、同社が提供している仮想通貨XRPを用いた国際送金サービス「ODL(On-Demand Liquidity)」を利用している企業が利用可能な新サービス「Line of Credit(ベータ版)」の提供を開始したことを発表しました

Ripple社の「Line of Credit」とは

Ripple(リップル)社が新たに提供を開始した「Line of Credit(ライン・オブ・クレジット)」は、同社が提供している仮想通貨XRPを用いた国際送金サービス「ODL(On-Demand Liquidity)」を利用する企業が利用可能な"XRP貸し出しサービスのようなもの(*1)"であり、サービスを利用する企業は簡単なクレジット契約を通じてより手軽にODL送金を利用することができるようになっています。
(*1)「Line of Credit」は"XRP購入資金を調達するための支払い方法"として扱われるため、正確にはXRPのリース・ローンサービスではありません。

ビジネスを拡大して市場での競争力を高めるためにはそれ相応の資本とリソースが必要となるため、資金融資などを受けている中小企業などにとってはそれらがネックとなっていましたが、「Line of Credit」を利用すると融資を受ける場合よりも短い審査時間で、手数料も安く抑えながらODL送金を利用することができると説明されています。

これによって中小企業などを含めた金融サービスプロバイダーはより手軽にXRPを活用した国際送金を行うことができるようになるため、企業の参入障壁が下がり、ODL送金の利用拡大に繋がると期待されています。

「Line of Credit」は現在"ベータ版"として提供されているものの、同サービスはすでに「RippleNet(リップルネット)」に参加しているクライアントによって試運転されており、実際に使用しているクライアントからも良好な結果が得られていると報告されています。

Line of Credit「XRP市場」への影響は?

Ripple社が提供している「ODL(On-Demand Liquidity)」は仮想通貨XRPを使用した国際送金サービスであるため、「Line of Credit」の提供開始によってODL送金を利用する企業が増加すれば、"実社会でのXRP活用"がさらに活発化すると期待されます。

仮想通貨業界では『リップル社は毎月定期的にXRPを市場で売却するほど大量のXRPを保有しているため、同社が提供する"Line of Credit"がXRPの価格に大きな影響を与える可能性は低い』と考えられていますが、『ODL送金の需要が今後さらに高まっていった場合には、将来的にRipple社がXRPを購入する可能性もある』と期待されています。

なお「Line of Credit」は、"RippleNetに参加しているクライアント向けのサービス"となっているため『消費者・個人・一般のお客様は使用できない』と補足説明されています。

>>「Ripple社」の公式発表はこちら

2020年10月10日|エックスアールピー(XRP)の価格

エックスアールピー(XRP)の価格は先月24日に23円付近まで下落したものの、その後はやや回復してきており、2020年10月10日時点では「1XRP=27.10円」で取引されています。

2020年9月10日〜2020年10月10日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)2020年9月10日〜2020年10月10日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

ビットコインで購入できる「コカ・コーラ」自動販売機はハッカー自作【動画あり】

ビットコインで購入できる「コカ・コーラ」自動販売機はハッカー自作【動画あり】

【Cardano】Shelleyテストネット、ステークプール登録数が「240」を突破

【Cardano】Shelleyテストネット、ステークプール登録数が「240」を突破

キプロス:ブロックチェーン開発促進に向け「VeChain財団」とMoU締結

キプロス:ブロックチェーン開発促進に向け「VeChain財団」とMoU締結

英リアルタイム決済処理の「Faster Payments」BINANCEとの契約を終了

英リアルタイム決済処理の「Faster Payments」BINANCEとの契約を終了

Swipeの仮想通貨デビットカードが「Samsung Pay」で利用可能に

Swipeの仮想通貨デビットカードが「Samsung Pay」で利用可能に

ブロックチェーン基盤の「モバイルID認証システム」開発へ|韓国の大手企業が協力

ブロックチェーン基盤の「モバイルID認証システム」開発へ|韓国の大手企業が協力

注目度の高い仮想通貨ニュース

Own The Doge:ドージコインでも有名な「かぼすちゃん」画像の権利を取得

Own The Doge:ドージコインでも有名な「かぼすちゃん」画像の権利を取得

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

Coinbase:ビットコインの「ライトニングネットワーク」を正式サポート

Coinbase:ビットコインの「ライトニングネットワーク」を正式サポート

ビットコイン「2030年までに380万ドル」キャシー・ウッド氏が価格予想を引き上げ

ビットコイン「2030年までに380万ドル」キャシー・ウッド氏が価格予想を引き上げ

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ユニスワップ「インターフェース手数料」を引き上げ|米SECの訴訟問題が関係か?

ユニスワップ「インターフェース手数料」を引き上げ|米SECの訴訟問題が関係か?

ビットポイント:ワンチャンつかめ「柴犬コイン(SHIB)購入キャンペーン」開始

ビットポイント:ワンチャンつかめ「柴犬コイン(SHIB)購入キャンペーン」開始

犬・AI・ソーセージを融合した不思議な最新ミームコインWiener AI、プレセールで即座に30万ドル超え

犬・AI・ソーセージを融合した不思議な最新ミームコインWiener AI、プレセールで即座に30万ドル超え

Only1「ソラナ版OnlyFans」構築へ|合計480万ドルの資金調達

Only1「ソラナ版OnlyFans」構築へ|合計480万ドルの資金調達

東京都「デジタル証券の発行支援で補助金」対象事業者の募集開始

東京都「デジタル証券の発行支援で補助金」対象事業者の募集開始

カルダノ財団:ドバイ・ブロックチェーン・センター(DBCC)と提携

カルダノ財団:ドバイ・ブロックチェーン・センター(DBCC)と提携

SHIB提携のD3:BTC半減期記念で「半額クーポンコード」発行|新ドメインも提供予定

SHIB提携のD3:BTC半減期記念で「半額クーポンコード」発行|新ドメインも提供予定

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説NEW

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

人気のタグから探す