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アメコミ大手「DC Comics」NFT市場への参入機会を模索|既存のNFTにも言及


アメコミの大手出版社である「DC Comics(DCコミックス)」が『Non-Fungible Token(NFT)を活用したデジタルアート作品の販売』に参入する機会を模索していることが明らかになりました。仮想通貨業界では「ワンダーウーマンのNFTが総額185万ドル(約2億円)で販売されたこと」などが話題となっていましたが、DCコミックスはこれらのNFTに関する注意喚起も行なっています。

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DCコミックス「NFT市場への参入機会」を模索

DC Comics(DCコミックス)は「Marvel Comics(マーベル・コミックス)」と並ぶアメリカン・コミックス(アメコミ)の二大出版社の1社であり、「スーパーマン・スーパーガール・バットマン・ワンダーウーマン」などといった世界的に有名な作品を数多く出版しています。

ここ最近では元DCコミックスアーティストであるJosé Delgo氏が「ワンダーウーマンのNFT」を販売して総額185万ドル(約2億円)を稼いだことなどが話題となっていましたが、今回の報道では同社の法務部門で上級副社長を務めているJay Kogan氏が、DCコミックスに雇用されているフリーランスアーティストなどに宛てた書簡の中で『DCコミックスは”NFTを活用したデジタルアート作品の配布・販売市場に参入する機会を模索している』と語ったことが明らかになりました。

具体的には「NFT市場向けに特別に作成された新しいアート作品」と「過去にDCコミックスで出版されたオリジナルアート作品」の両方が検討されているとのことで『DCはNFT市場を調査して、ファンやコレクターを含む全ての関係者のための合理的かつ公正なソリューションに取り組んでいる』と説明されています。

「既存のDCコミックス関連NFT」に関する注意喚起も

DC Comics(DCコミックス)は今回の書簡の中で『DCの知的財産に関連するデジタル画像などを契約の範囲外で作成・販売することは許可されていない』といった内容の注意喚起も行なっています。

書簡の中では『NFTであるかどうかに関わらず、DCの知的財産を特徴とするデジタル画像販売の申し出に注意してください』とも書かれており、『DCアートをNFTプログラムに含める提案を受けた場合には、DCのタレントサービス担当副社長であるLawrence Ganem氏に知らせてください』と説明されています。

「ワンダーウーマンのNFT販売」が話題となったのは今月上旬であるため、今回の書簡はJosé Delgo氏のNFT販売が注目を集めたことを考慮して送られたものであると考えられます。

「既存のDCコミックス関連NFT」については注意喚起がなされているものの、DCコミックスは今回の書簡の中で『正式にNFT市場に参入する機会を模索していること』を明かしているため、DCコミックスの公式NFTが発売されれば再び大きな注目が集まることになると予想されます。

今回の書簡の中ではDCコミックスのNFTプログラムについて『利用可能になり次第、さらに情報共有する』と説明されているため、今後の新たな発表・報道にも注目です。

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