米国の大手投資銀行「Morgan Stanley(モルガン・スタンレー)」が、韓国の大手暗号資産取引所「Bithumb(ビッサム)」の買収に向けた交渉を進めていることが地元メディアの報道で明らかになりました。
こちらから読む:Chiliz、マンチェスター・シティFCと提携「暗号資産」関連ニュース
Morgan Stanley「Bithumb買収」に向けて交渉
Morgan Stanley(モルガン・スタンレー)は韓国の大手暗号資産取引所である「Bithumb(ビッサム)」の買収に向けて交渉を進めていると伝えられています。
報道によると、モルガン・スタンレーはBithumbの運営会社である「Bithumb korea」の株式の10.3%を保有している「Bident」と交渉を進めているとのことで、モルガン・スタンレーは3,000億ウォン(288億円)から5,000億ウォン(480億円)の投資を計画しているとも報じられています。
Bithumbの買収に関する報道はこれまでにも複数回行われており、今年1月には大手オンラインゲーム開発企業「NEXON(ネクソン)」の主要株主でもある韓国の大手投資会社「NXC Corporation」がBithumb株式を65%取得するための覚書に署名したとの報道も行われていましたが、NXCの買収交渉は『事実上失敗に終わる可能性が高い』と報じられています。
モルガン・スタンレーがBident社と交渉を進めている理由については『Bident社がビッサムホールディングスを買収するための優先交渉権を持っている事実を把握したためだ』と報じられており、月の純利益が約5億円に上るという「Bithumb」の買収交渉額は約2,200億円と推定されているとも報じられています。
なお先日は『モルガン・スタンレーは富裕層や法人顧客向けに3つのビットコイン関連ファンドを提供することを予定している』ということなども報告されています。