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エチオピア政府「Cardano基盤の分散型IDソリューション」教育分野で活用へ


カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output Global(IOG)」は2021年4月27日に、エチオピア教育省とのパートナーシップを発表し、Cardanoブロックチェーン上に構築された分散型IDソリューションである「Atala PRISM」を同国の教育分野で活用していくことを発表しました。

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学校の教育記録をブロックチェーン管理

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output Global(IOG)」は2021年4月27日に、エチオピア教育省とのパートナーシップを発表し、Cardanoブロックチェーン上に構築された分散型IDソリューションである「Atala PRISM」を同国の教育分野で活用していくことを発表しました。

この取り組みはCardanoコミュニティで以前から話題となっていた「アフリカ関連プロジェクト」の一部であり、『ブロックチェーン上で生徒と教師のID情報と達成度を記録するシステムを実装することによって、学校の成績をデジタル形式で確認できるようにすると共に、学校の成績をリモートで監視して、全国の教育と雇用を促進する』と説明されています。

エチオピア当局は「Atala PRISM」を導入することによって、3,500の学校、500万人の学生、750,000人の教師の教育実績を改ざんが極めて困難な形で記録し、成績・行動・出席状況・学歴などを正確に追跡することができるようになるとされています。

また、学生には「ブロックチェーンで証明されたデジタル資格」が付与されることになるため、就職活動などを行う際には雇用主などが第三者機関を介さずに就職希望者の成績を確認できるようになり、「入学・就職時の不正行為削減」などにつながると期待されています。

IOGの公式発表によると『エチオピア政府は500万人の教師と生徒にタブレット端末と専用のインターネット回線を提供して、全ての生徒が自分の成績に即座にアクセスできるようにしている』とのことで『これによって農村地域に住むエチオピア人口の80%に高等教育と雇用機会が与えられる』と説明されています。

また「Cardano基盤の分散型IDソリューション」は教育分野以外でも活用できるものとなっているため、将来的にはその他の業界や国・地域でもこれらのソリューションが広く活用されていくと期待されています。

Cardanoチームは「アフリカ地域での本格的な技術活用」に向けて、この他にも複数の取り組みを進めており、日本時間2021年4月30日にはアフリカ関連の取り組みに関する発表が行われるスペシャルイベント『Cardano Africa 2021』も開催されることになっているため、今後も発表にも注目が集まっています。

>>「IOGの公式発表」はこちら

2021年4月28日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は仮想通貨市場全体の下落に伴い一時的に110円付近まで下落していたものの、その後は再び回復しており、2021年4月28日時点では「1ADA=146.19円」で取引されています。

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2021年3月29日〜2021年4月28日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)