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Cardano(ADA)スマートコントラクト実装に向け「Alonzoアップデート」のテスト開始


カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output Global(IOG)」は2021年5月28日に、スマートコントラクトなどの新機能導入に向けた「Alonzo(アロンゾ)」と呼ばれるアップデートプロセスをテストネット上で開始したことを発表しました。

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Alonzoアップデート「テストネット上」で開始

Input Output Global(IOG)は2021年5月28日に、スマートコントラクトなどの新機能導入に向けた「Alonzo(アロンゾ)」と呼ばれるアップデートプロセスをテストネット上で開始したことを発表しました。

Cardanoプロジェクトでは現在「Goguen(ゴーグエン)」と呼ばれる開発段階の作業が進められていますが、今回テストネット上での作業が開始された「Alonzo」はこのGoguenの開発段階における最後のステップとなっています。

Alonzoのアップデートが正常に完了した場合には、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みである「スマートコントラクト」をカルダノで実装することができるようになり、仮想通貨業界で急速に人気を高めている「分散型金融(DeFi)」関連のアプリケーションを展開することができるようになるため、カルダノブロックチェーンの実用化に向けた重要なステップになるとして注目が集まっています。

メインネット実装は「2021年9月頃」を予定

Alonzoのアップデートは「青・白・紫・赤・黒(Blue・White・Purple・Red・Black)」という5つの段階に分けられており、今回は「Alonzo Blue」のプロセスが開始されたことが報告されています。

6月半ば頃まで実施される「Alonzo Blue」の段階では、限られたステークプールオペレーター・パートナー・開発者などの小規模チームで機能のテストが実施されることになっており、その後は「Alonzo White(6月〜7月)」「Alonzo Purple(7月〜8月)」といった流れで徐々にテスト範囲が拡大されていく予定となっています。

「Alonzo Red・Alonzo Black」に関しては8月半ば〜9月頃にかけて同時進行で実施されることになっており、最終的には2021年9月頃にAlonzoアップデートを完了し、メインネットでスマートコントラクトが利用可能になる予定だとされています。


『第三世代のブロックチェーン』とも呼ばれるCardanoは「高速な取引速度・高い拡張性・少ない電力消費量・分散化されたネットワーク・活発な開発活動」などといった様々な強みを有しているため、Cardanoブロックチェーンにスマートコントラクトなどの主要機能が実装されれば、イーサリアムなどといった主流の分散型金融エコシステムの競合になる可能性があるとして注目が集まっています。

2021年5月28日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今月24日に120円付近まで下落した後に200円付近まで回復したものの、その後は再び下落しており、2021年5月28日時点では「1ADA=170.21円」で取引されています。

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2021年4月28日〜2021年5月28日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)