Cardano(ADA)の「ERC20コンバータ」テストネットで稼働へ|トークンを簡単に変換
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output(IOG)」は2021年5月17日に、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されたERC20トークンを、わずか数クリックで簡単にカルダノブロックチェーン上に移行することができる変換ツール『ERC20コンバータ』がまもなくテストネット上でリリースされることを発表しました。
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ERC20トークンを数クリックで「カルダノ基盤」に
Input Output(IOG)は2021年5月17日に、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されたERC20トークンを簡単にカルダノブロックチェーン上に移行することができる変換ツール「ERC20コンバータ」がまもなくテストネット上でリリースされることを発表しました。
イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上では様々なトークンが発行・取引されているため、ネットワークが混雑して送金遅延や取引手数料高騰などの問題が発生していましたが、カルダノブロックチェーンを用いてトークンを発行すれば、送金速度・取引手数料・セキュリティ・コスト・相互運用性などの面でメリットがもたらされると期待されています。
ERC20コンバータを使用すると、数回クリックするだけで「イーサリアム基盤のトークン」を「カルダノ基盤のトークン」へと移行させることができるとのことで、変換された「カルダノ基盤のトークン」は元のトークンと同じ価値・機能を持ち、必要であればカルダノ版のトークンをバーン(廃棄)して元のトークンへと戻すことも可能だとされています。
SingularityNETの「AGIXトークン」も準備
IOGは「ERC20コンバータ」のテスト開始に向けた取り組みがすでに進められていることも報告しており、人工知能(AI)サービスを誰もが作成・共有することができる世界初の分散型AIネットワーク「SingularityNET(シンギュラリティネット)」の"AGIトークン(カルダノ版はAGIXトークン)"がカルダノブロックチェーンに移行される最初のERC20トークンになることを報告しています。
Cardanoブロックチェーンではすでにカルダノ基盤トークンの発行が可能となっているため、現在は160,000以上のトークンが発行されていると報告されていますが、「ERC20コンバータ」のテストが完了して正式に利用可能になれば、イーサリアムブロックチェーン上で発行されている様々なトークンがカルダノブロックチェーンに移行される可能性があるため、Cardanoブロックチェーンの活用が本格化し、ネットワーク・コミュニティ・開発活動・技術活用がさらに活発化すると期待されています。
>>「Input Output」の公式発表はこちら
>>「SingularityNET」の公式サイトはこちら
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