S2F(ストック・フロー)と呼ばれるモデルを用いてビットコイン価格予想を行なっている著名アナリストPlanB氏は2021年6月20日に「2021年のビットコイン価格予想」に関するツイートを投稿し、「最悪のシナリオのBTC価格予想」と「最高のシナリオのBTC価格予想」を明らかにしました。
2021年のBTC価格「最悪1,500万円、最高5,000万円」
PlanB氏は2021年6月20日のツイートで「S2Fモデルを用いたビットコイン価格予想(2021年最悪のシナリオ)」を公開しました。同氏は今回のツイートで「6月〜9月にかけてビットコイン価格が低迷する可能性があること」を語っており、具体的には以下のような予想価格を提示して『最悪の場合、BTC価格は2021年12月に135,000ドル(約1,480万円)になる』と予想しています。
時期 | 予想価格 |
2021年8月 | 47,000ドル(約517万円) |
2021年9月 | 43,000ドル(約473万円) |
2021年10月 | 63,000ドル(約693万円) |
2021年11月 | 98,000ドル(約1,078万円) |
2021年12月 | 135,000ドル(約1,480万円) |
イーロン・マスク氏のエネルギー問題に関するFUDと中国のマイニング取り締まりがきっかけとなり、ビットコイン価格は34,000ドルを下回っています。
6月、場合によっては7月に弱さが見られるもっと根本的な理由もあります。私が予想する2021年最悪のシナリオ(価格/チェーンベース)は「8月に47,000ドル、9月に43,000ドル、10月に63,000ドル、11月に98,000ドル、12月に135,000ドル」です。
ビットコインの過去最高値は2021年4月に記録した「1BTC=約64,850ドル(約713万円)」であるため、PlanB氏の予想通りにビットコイン価格が動くと「今後3〜4ヶ月間は下落・上昇が続き、過去最高値付近に到達するのは約4ヶ月後になる」ということになります。
ただし、PlanB氏はこの予想があくまでも「最悪のシナリオ」であることを説明しており、今回のツイートのコメント欄では『最高のシナリオでは45万ドル(約4,950万円)になる』とも語っています。
PlanB氏などの著名なアナリストや投資家たちは長期的には「ビットコインの価格上昇」を予想しているものの、短期的な予想でみると「ビットコイン価格はまだ下落する」といった見方も多く、『金持ち父さん貧乏父さんシリーズ』の著者であるRobert Kiyosaki(ロバート・キヨサキ)氏は2021年6月19日のツイートで『ビットコインは24,000ドル(約263万円)まで下がるのを待っている』と語っています。
こちらの記事も合わせてどうぞ
2021年6月21日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格はこれまで350万円付近のサポートラインを維持していたものの、現在は再び350万円付近まで下落してきており、2021年6月21日時点では「1BTC=3,639,672円」で取引されています。