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USDC発行企業「Circle」SPAC合併でニューヨーク証券取引所(NYSE)上場へ


米ドル建てステーブルコイン「USDコイン(USDCoin/USDC)」を発行している「Circle(サークル)」は2021年7月8日に、特別買収目的会社(SPAC)である「Concord Acquisition Corp」との合併をとる形でニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場することを発表しました。この取引は2021年第4四半期に完了する予定となっており、ティッカーシンボルは「CRCL」になるとされています。

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SPACとの合併を通じて「NYSE」に上場

ステーブルコイン「USDコイン(USDCoin/USDC)」を発行している米国企業「Circle(サークル)」は2021年7月8日に、特別買収目的会社(SPAC)である「Concord Acquisition Corp」との合併をとる形でニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場することを発表しました。

特別買収目的会社(SPAC)とは「特定の事業を有していない未上場企業の買収を目的として設立された企業」のことであり、『先に上場して資金調達を行なっているSPACが上場を目指している企業を買収することによって、買収された企業がよりスムーズに上場できる』といったメリットを有しています。

SPACを通じた上場を行う際には、買収された企業の名前・ティッカーシンボルで株式が取引され、株価も被買収企業の評価に基づいて取引されることになるため、サークル社のティッカーシンボルは「CRCL」になると報告されています。

なお、Circle社の企業価値は45億ドル(約4,947億円)と評価されており、既存の株主は86%の株式を保有、取引は2021年第4四半期に完了する予定だと報告されています。ただし、ニューヨーク証券取引所への具体的な上場時期については明らかにされていません。

Circle社の共同設立者兼CEOであるJeremy Allaire(ジェレミー・アレール)氏は合併後もCEOを務めるとのことで、「Concord Acquisition Corp」の会長であるBob Diamond(ボブ・ダイアモンド)氏は取締役に就任するとされています。

SPACとの合併を通じて上場するケースは仮想通貨業界でも増えてきており、今年1月にはインターコンチネンタル取引所(ICE)が立ち上げたことで知られる暗号資産取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」も特別買収目的会社である「VPC Impact Acquisition Holdings」との合併を通じて上場企業になることを発表しています。

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