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英決済企業「Clear Junction」BINANCE関連の取引を一時停止


イギリスの決済ソリューションプロバイダーである「Clear Junction(クリア・ジャンクション)」は2021年7月12日に、大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」に関連する支払いサービスを一時停止することを発表しました。英金融行動監視機構(FCA)がバイナンスに関する警告を発したことを受けて、英国ではBINANCEへの送金を一時停止する企業が増えてきています。

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英規制当局の警告受け「BINANCE関連の支払い」を停止

イギリスの決済ソリューションプロバイダーである「Clear Junction(クリア・ジャンクション)」は2021年7月12日に、大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」に関連する支払いサービスを一時停止することを発表しました。

Clear Junction(クリア・ジャンクション)は今回の発表の中で『BINANCEに関連する英ポンド(GBP)とユーロ(EUR)両方の支払いを一時停止することを決定した』と報告しており、一時停止措置の理由については『英金融行動監視機構(FCA)の規制・ガイダンスに完全に準拠するため』と説明されています。

英金融行動監視機構(FCA)は先月26日に『Binance Markets LimitedおよびBinance Groupに関する消費者への警告』というタイトルの警告文を公開し、『Binance Markets LimitedやBinance Groupは英国の規制下で事業を行うための認可・登録・ライセンスを保持していない』と消費者向けに警告を出しました。

BINANCE側はこの発表が行われた時点で『Binance Markets Limitedは独立した法人であり、Binance.comを介して製品やサービスを提供することはない。FCAの通知はBinance.comで提供されるサービスに直接的な影響を与えない』と説明していましたが、その後は「Barclays」や「Santander UK」などの英大手銀行も”BINANCEへの送金”を一時停止する措置を取っており、BINANCE側も『EU主要決済ネットワーク”SEPA”からのユーロ入金を一時停止する』との発表を行っています。

英国では既に「Barclays」「Santander UK」「Clear Junction」の3社が”BINANCE関連の送金”を一時停止しているため、今後も同様の対応をとる金融機関が増えていく可能性があると予想されます。なお、BINANCE関連の警告は「日本タイケイマン諸島ポーランド」などの規制当局からも発せられています。

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