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英リアルタイム決済処理の「Faster Payments」BINANCEとの契約を終了


暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」とBINANCEユーザーの入出金取引を処理していたイギリスのリアルタイム決済サービス「Faster Payments(ファスター・ペイメント)」が、BINANCEとの契約を終了したことが「The Financial Times」の報道で明らかになりました。BINANCEでは”英ポンド・ユーロなどの入出金”に関する問題が深刻化してきています。

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Faster Payments:BINANCEとの契約を終了

BINANCE(バイナンス)は仮想通貨業界を代表する大手暗号資産取引所として知られていますが、先月26日に英金融行動監視機構(FCA)が『Binance Markets LimitedやBinance Groupは英国の規制下で事業を行うための認可・登録・ライセンスを保持していない』との警告文を公開して以降は、イギリスで複数の企業が”BINANCEへの入金・取引を一時停止する”との発表を行っています。

最近では「Barclays」「Santander UK」「Clear Junction」などの企業が”BINANCE関連の送金”を一時停止していましたが、今回の報道ではイギリスのリアルタイム決済サービスである「Faster Payments(ファスター・ペイメント)」がBINANCEとの契約を打ち切ったと報じられています。

Faster Payments(ファスター・ペイメント)は、バイナンスとの提携を通じてBINANCEを利用するイギリス居住者の入出金を処理していたものの、今回の提携関係終了によって同サービスを利用した入出金が利用できなくなりました。

ファスター・ペイメントは2021年6月末にBINANCE関連のサービスを一時停止した後にサービスを再開させていたものの、今回は一時停止ではなく”契約の終了”だと報告されているため、スターリング・ポンド(GBP)の入出金に大きな影響が出る可能性があると懸念されています。

BINANCEは英金融行動監視機構(FCA)からの警告が発せられた際に『FCAの通知はBinance.comで提供されるサービスに直接的な影響を与えない』と説明していましたが、今月7日にはEU主要決済ネットワーク「SEPA」からのユーロ入金も一時停止されているため、今後は英ポンド(GBP)やユーロ(EUR)などを用いた直接的なBINANCEへの送金が減少していくことになると予想されます。

>>「The Financial Times」の報道はこちら