仮想通貨(暗号資産)のレンディングサービスを提供している英国の大手企業「Celsius(セルシウス)」が、2021年8月19日にカルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の取り扱いを開始することが明らかになりました。CelsiusでADAを貸し出す人は年間4.05%の利回りを獲得することができ、ADAを担保として当日中に年利1%でローンを組むこともできると報告されています。
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ADAレンディング、年間利回りは「4.05%」
Celsius(セルシウス)のCEOであるAlex Mashinsky氏は2021年8月3日のツイートで、同社のレンディングプラットフォームで「カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)」の取扱いを今月中に開始することを明らかにしました。CelsiusがADAの取扱いを予定していることは今年1月に明らかにされていましたが、今回は具体的なADAの取扱開始日などが明らかにされています。
レンディングとは「仮想通貨を借りたい人」と「仮想通貨を貸したい人」を繋ぐ分散型金融(DeFi)サービスの1つであり、仮想通貨を借りる人は一定割合の利息を支払うことによって仮想通貨を借り、仮想通貨を貸し出す人は貸出数量・貸出期間に応じた報酬を得ることができるようになっています。
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の取り扱いは2021年8月19日に開始される予定とされており、CelsiusでADAを貸し出す人は年間4.05%の利回りを獲得することができ、ADAを担保として当日中に年利1%でローンを組むこともできると説明されています。
ADAの取り扱い開始は2021年8月19日に予定されています。ADAを担保として当日中に年利1%のローンをご利用いただけます。
Celsius(セルシウス)は2018年に仮想通貨CELの発効によるICOで5000万ドル(約54億円)を調達した仮想通貨レンディングのスタートアップ企業であり、現在はビットコインなどをはじめとする30種類以上の仮想通貨に対応したレンディングサービスを世界100カ国以上向けに提供しています。
Cardano(ADA)は一定期間ADAを保有し続けることによって保有する数量や保有期間に応じた報酬を獲得することができる「ステーキング」にも対応しているため、一部ではCelsiusが提示している「4.05%の利回り」に対して『他のADAステーキングサービスの年利よりも高く設定して欲しい』といった声も出ていますが、同社サービスでADAの取り扱いが開始されることによって、ADAの普及などにつながると期待されています。
なお、ADAは今月中に日本の暗号資産取引所「BITPoint(ビットポイント)」でも取扱いが開始される予定となっており、8月末〜9月頃には待ち望まれていたスマートコントラクトの機能も実装される予定となっています。
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2021年8月5日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先月20日に112円付近まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2021年8月5日時点では「1ADA=149.82円」で取引されています。