ビットコイン(BTC)の価格は2021年8月10日に「1BTC=46,000ドル(約509万円)」のラインに到達し、現在は500万円前後の抵抗線突破に向けた攻防を続けています。S2F(ストックフロー)と呼ばれる価格予想モデルを用いてビットコイン価格予想を行っていることで知られる著名アナリストPlanB氏は”強気相場の第二波”が迫っていることを報告しており、『8月の終値は47,000ドル(約520万円)を下回らない』と繰り返し述べています。
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ビットコイン価格「500万円台」まで回復
ビットコイン(BTC)の価格は先月20日に29,000ドル(約320万円)付近まで下落しましたが、その後は徐々に回復してきており、先日10日に46,000ドル(約509万円)まで回復しました。その後は46,000ドル前後での推移が続いており、記事執筆時点では「1BTC=45,721ドル(約506万円)」で取引されています。
今年5月のビットコイン価格急落を受けて、一部では『ビットコインの強気相場は終わった可能性がある』との意見も出ていましたが、S2F(ストックフロー)と呼ばれる価格予想モデルを用いてビットコイン価格予想を行っていることで知られる著名アナリストPlanB氏は依然として強気姿勢を維持しています。
BTC8月の終値は「47,000ドル」を下回らない
PlanB氏は2021年8月9日のツイートで「2012年・2016年・2020年の半減期後のビットコインを比較した画像」を投稿し、ビットコインの強気相場がまだ途中段階であることを示しました。同氏は2020年の半減期からまだ16ヶ月しか経過していないことを指摘しており、『強気相場の第二波を待っている』とコメントしています。
ビットコインは現在46,000ドルです。私たちは半減期後の16ヶ月間(赤線)、この強気相場の第二波を待っています。
PlanB氏は2021年7月2日のツイートで『ビットコインの強気相場はまだ終わっておらず、64,000ドル(約708万円)は天井ではない』と述べていましたが、同氏は先日7日にこのツイートをリツイートして再度強調しています。なお、PlanB氏はこのツイートの中で『私の指標は2021年8月の終値が47,000ドル(約520万円)を下回らないことを示している』とも述べています。
私のオンチェーンデータ(下のチャートのカラーオーバーレイ)は、この強気相場が終わっておらず、64,000ドルが天井ではなかったこと示しています。これはS2F(x)モデルと一致しています。また私のフロアインジケーター(S2Fモデルに基づいていない)は8月の終値が47,000ドルを下回らないことを示しています。
PlanB氏は匿名のアナリストではあるものの、同氏のビットコイン価格予想は予測精度が高いことで広く知られており、Twitterのフォロワー数は記事執筆時点で65万7,000人に達しています。
同氏は今年6月にツイートした「S2Fモデルを用いたビットコイン価格予想(2021年最悪のシナリオ)」の中で『ビットコイン価格は6月〜9月にかけて低迷する可能性がある』と述べていましたが、それと同時に『最悪の場合でもBTC価格は2021年12月までに135,000ドル(約1,480万円)まで上昇し、最高のシナリオでは45万ドル(約4,950万円)になる』と語っていたため、今後のビットコインの動きは期待が高まっています。