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PayPal(ペイパル)暗号資産の売買・保有サービス「イギリス」でも提供開始


PayPal(ペイパル)が仮想通貨取引サービスを英国居住者向けに今週から提供し始めることが明らかになりました。同社は昨年11月に米国居住者向けに「BTC・ETH・LTC・BCHの取引サービス」をリリースしていましたが、今後はイギリス居住者もこれらの暗号資産を購入・売却・保有することができるようになると報告されています。

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BTC・ETH・LTC・BCHの取引が「英国」でも可能に

PayPal(ペイパル)は2021年8月19日に公開したYouTube動画で「仮想通貨取引サービスを英国居住者向けに提供し始めること」を発表しました。英国向けサービスは今週から提供されると伝えられており、米国向けサービスと同様に以下4種類の仮想通貨を購入・売却・保管することができるようになると報告されています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
イーサリアム(Ethereum/ETH)
ライトコイン(Litecoin/LTC)
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)

英国のペイパル利用者は、PayPalのウェブサイトやモバイルアプリを通じて仮想通貨を1ポンド(約150円)から購入することができるとのことで、支払いには「銀行口座・PayPal残高・デビットカード」などを使用することができると伝えられています。

PayPalは今年7月に「米国で1週間の仮想通貨購入限度額を10万ドル(約1,100万円)まで引き上げる方針」を発表していましたが、英国における1週間の仮想通貨購入限度額は15,000ポンド(約225万円)までとされており、年間購入限度額も35,000ポンド(約527万円)までに設定されています。

米国向けサービスと同様に「購入した仮想通貨を外部ウォレットに送金すること」はできないとのことですが、同社は現在仮想通貨出金を可能にするための取り組みを進めているため、将来的には出金も可能になると期待されます。

英国は欧州諸国の中でも特にペイパルの普及率が高い地域でもあり『月間アクティブユーザー数は200万人を超えている』と報告されているため、イギリス向けの仮想通貨取引サービスが提供開始されることによって仮想通貨取引がさらに活発化すると期待されています。