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ミクシィ「Dapper Labs」と提携|FlowブロックチェーンやNFT活用へ


SNS「mixi」やスマホゲーム「モンスターストライク」などを提供している「株式会社ミクシィ」は2021年11月5日に、仮想通貨業界で人気のブロックチェーンゲームを多数手掛けてきた実績を持つ「Dapper Labs(ダッパーラボ)」と業務提携することを発表しました。ミクシィは今後、Dapper Labsが開発したブロックチェーン「Flow」を活用した新規事業を創出していくと説明しています。

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Flowブロックチェーン活用した新規事業を創出

株式会社ミクシィは2021年11月5日に、「CryptoKitties」や「NBA Top Shot」などといった仮想通貨業界で人気のブロックチェーンゲームを多数手掛けてきた実績を持つ「Dapper Labs(ダッパーラボ)」との業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。

ミクシィはTwitterなどが広く普及する前の2000年代に日本で1,500万人以上に利用されていたSNS「mixi」や、スマートフォン向けの人気ゲーム「モンスターストライク(モンスト)」などのコミュニケーションサービスを手掛けている企業であり、競輪・オートレースの投票とライブ動画の閲覧ができるサービス「TIPSTAR(ティップスター)」なども運営しています。

Dapper Labs(ダッパーラボ)は現在、NFTも活用した消費者向けのアプリケーションを簡単に構築できるよう設計されたオープンソースのブロックチェーン・プラットフォームである「Flow」を提供していますが、ミクシィは今回の業務提携を通じてFlowブロックチェーンを活用した新規事業を日本市場で創出していくと説明しています。

「既存サービスへのNFT活用」なども検討

具体的には、ミクシィがFlowブロックチェーンを活用した新規事業の企画・開発を行い、Dapper Labsがミクシィにブロックチェーン技術や運営ノウハウ・開発支援などを行うことによって、日本国内でFlowブロックチェーンを活用したサービス提供を目指していくとのことです。

また「ミクシィが既に提供しているサービスや企画、開発中のサービスなどへのNFT活用」も検討していくとのことで、Dapper Labsはそのための知見共有・技術支援なども行なっていくと説明されています。

「株式会社ミクシィ」の代表取締役社長である木村弘毅氏と、「Dapper Labs Inc.」の最高経営責任者であるRoham Gharegozlou氏は、今回の業務提携について次のようにコメントしています。

【株式会社ミクシィ:木村弘毅氏】
Dapper Labs社が提供している「NBA Top Shot」は真にプロダクトマーケットフィットし、「Flow」で大規模にトレーディングされている唯一無二のNFTコンテンツであると思います。そのデザイン性とコレクション性(機能性)を作り出せる同社のクリエイティビティは、私自身嫉妬するほど優れていて、他社に比較し群を抜いています。そして米国ではスポーツファンにとってスポーツの記憶を鮮やかに蘇らせる触媒として、NBAの新たな収益源となりスポーツエコノミーの中で既に大きな存在感を示しています。

当社はビットバンク社との資本業務提携を含め、ブロックチェーン関連技術への投資を加速しています。今回、Dapper Labs社とミクシィがタッグを組み、「Flow」を活用したサービス展開を行うことで、日本での新たなスポーツの楽しみ方や財源として、また様々なエンタメコンテンツのデジタルアセット化を通して日本のNFT市場を大きく賑わせたいと考えています。

【Dapper Labs Inc.:Roham Gharegozlou氏】
ミクシィは、日本において新しいテクノロジープラットフォーム市場で優れた実績があり、多くのユーザーを魅了するデジタルエンターテインメントとスポーツ体験を提供する最も革新的な企業です。

ミクシィが業界に変革をもたらすパイオニアとして、NFT戦略を日本で推進するにあたり、Flowを選んでいただいたことを非常に嬉しく思います。NFTは大きな可能性を持つ市場であり、ミクシィとともに新たな挑戦ができることを楽しみにしています。

なお、ミクシィは2021年9月2日に日本の大手暗号資産取引所「bitbank(ビットバンク)」と資本業務提携したことも発表しています。

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