JR東日本：独自のメタバース・ステーション「Virtual AKIBA World」公開へ

JR東日本は2022年3月8日に、駅を”つながるくらのプラットフォーム”へと転換する『Beyond Stations構想』の一環として、オリジナルのメタバース（仮想空間）である『バーチャルアキバワールド（Virtual AKIBA World/VAW）』を2022年3月25日11時にオープンすることを発表しました。

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オリジナルの仮想空間「Virtual AKIBA World」公開へ

JR東日本は2022年3月8日に、駅を”つながるくらのプラットフォーム”へと転換する『Beyond Stations構想』の一環として、オリジナルのメタバース（仮想空間）である『バーチャルアキバワールド（Virtual AKIBA World/VAW）』を2022年3月25日11時にオープンすることを発表しました。

バーチャルアキバワールド（Virtual AKIBA World/VAW）は、株式会社HIKKYとの提携を通じてバーチャル上に秋葉原駅やその周辺を再現したJR東日本オリジナルのバーチャル空間となっており、ユーザーはリアルさながらに再現された駅空間で、改札を通過したり、電車に乗ったり、秋葉原駅周辺を歩いたりなどさまざまな体験ができる他、来訪者同士のコミュニケーションも楽しむことができるようになっています。

VAWでは、HIKKYが独自開発したVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud（ブイケット・クラウド）」が活用されているため、ユーザーはアプリをダウンロードすることなく手軽にVAWにアクセスすることができるとのことで、駅や車両などのリアルの場から「QRコード」を介してバーチャル空間にシームレスに遷移し、リアルとバーチャルが融合したかのような感覚が得られると説明されています。

「Virtual AKIBA World」開業時の展開について

バーチャルアキバワールド（Virtual AKIBA World/VAW）の開業時に展開が予定されているコンテンツとしては以下のようなものが挙げられています。

山手線31番目の駅「シン・秋葉原駅」

「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」コラボ　VAWオリジナルキービジュアル　©TTITk（画像：東日本旅客鉄道株式会社）

日本を代表するヒーロー4作品によって構成された企画「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」とコラボレーションし、コラボ期間中はバーチャル秋葉原駅を「シン・秋葉原駅」と名付ける。バーチャル空間上にVAWオリジナルデザインのグラフィックと各キャラクターが登場し、来場者を出迎る。

秋葉原駅に「バーチャル空間へのゲートウェイ」が登場

「VAWゲートウェイ」の設置イメージ（画像：東日本旅客鉄道株式会社）

秋葉原駅1階改札内のエキナカスペースに「VAWゲートウェイ」を期間限定で設置。中央のLEDパネルにはVAWの期待感を醸成する動画が流れ、横に設置したQRコードブロックからVAWへのアクセスが可能。

期間：2022年3月25日～3月31日
場所：JR秋葉原駅　1F改札内イベントスペース

利用者同士のコミュニケーションスペース「オフ会ルーム」

「オフ会ルーム」のイメージ（画像：東日本旅客鉄道株式会社）

入場者同士でのコミュニケーションができる空間「オフ会ルーム」をVAW内の機能として実装。共通の話題で盛り上がれる仲間とルームを作成したり、オンライン飲み会の代わりとしてVAWで集合したりと、まるでリアルで集まっているかのような感覚を味わうことができる。

参画企業との連携

・日本中央競馬会（JRA）
VAWに日本中央競馬会（JRA）の空間が登場。展開内容は今後「VAW公式ホームページ」や「JRAホームページ」にて発表。

・株式会社ビームス
VAWを軸にBEAMSと連携した企画を実施。詳細は今後「VAW公式ホームページ」や「BEAMS公式サイト」でお知らせ。

今後の展開について

バーチャルアキバワールド（Virtual AKIBA World/VAW）は『リアル空間とバーチャル空間を融合させたビジネスの創発拠点』として様々な企業クライアントと共創していくことを予定しているとのことで、具体的な今後の展開としては以下のようなものが挙げられています。

株式会社NTTドコモとの連携を開始

共創の第一歩として「NTTドコモ」とVAW内での連携を開始。さらに、今後のXR領域の発展に向けた取り組みを推進していくことで「NTTドコモ・JR東日本・jeki」の3社で合意。

バーチャル空間でのホーム、車両と広告イメージ（画像：東日本旅客鉄道株式会社）

リアル駅との相互展開によるバリューアップ

リアルの駅空間で、XRの世界観を体験できるスペースを造成。リアルとバーチャルの融合を加速させ、リアルの駅空間とバーチャル空間との間でユーザーの往来を活性化し、クライアントにバーチャル上での広告展開と販売機会の提供を行う。

例えば、リアル空間で出稿した駅広告がバーチャル空間でよりダイナミックに表現されたり、バーチャル空間で購入した商品がリアル空間でシームレスに受け取れるなど、JR東日本だからこそ実現できる、新しい日常の創造を目指す。

リアル展開のイメージ（画像：東日本旅客鉄道株式会社）

限定入場券のNFT配布なども予定

VAW内の機能をさらに拡充して「限定入場券のNFT配布」や「来訪者同士の交流の深度化やイベントの活性化」を図る。将来的には「バーチャル空間内での買い物体験」や「購入した商品を駅で受け取れる」など、リアルのサービスとの連動によるこれまでにない体験の実現も目指す。

また、今後も共に共創するパートナー企業を随時募集し、VAWを『新たなビジネス創発拠点・コンテンツの集積地』として発展させていく。

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