ゴールドマン・サックスの元社長であるGary Cohn(ゲイリー・コーン)氏は、将来的には仮想通貨が国際的に普及すると考えているものの、その仮想通貨はビットコイン(BTC)よりも「理解しやすい」ものになるだろうと語っています。
ブロックチェーンを信じている
ゴールドマン・サックスの元社長であり、トランプ政権で経済担当大統領補佐官を務めていたGary Cohn(ゲイリー・コーン)氏はCNBCとのインタビューで自身が「ビットコインを信じている」わけではなく「ブロックチェーンテクノロジーを信じている」と明言しています。
「私はビットコインを信じているわけではない。ブロックチェーン技術を信じている。」
「私はいつかで仮想通貨が世界中の人々に受け入れられると確信しています。そしてそれはマイニングコストや電力コストなどの問題とは無縁だろう。」
仮想通貨はより簡単に理解される
ビットコイン(BTC)のマイニング(採掘)は、マイナー(採掘者)のコンピュータを利用してProof-of-Work(PoW)プロトコルを使用してブロック報酬を得ることができ、昨年の10月ビットコインは、1日あたり5600万KWhの電力を670万ドルの費用で賄ったと推定されています。
コーン氏は将来的に世界的に主流になる仮想通貨はブロックチェーン技術が使われた通貨ではあるものの、ビットコインではなく「より簡単に理解できる仮想通貨になる」と考えているとのことです。
「将来的に主流となる仮想通貨にはおそらくブロックチェーン技術が使われていると思うが、それがどのように作成され、どのように動いて、どのように人々がそれを使うことができるかは、はるかに容易に理解されるだろう。」
ゴールドマン・サックスの取引所開設に
コーン氏の以前の雇用主であったゴールドマン・サックスは先日、ビットコイン(BTC)の取引を開始することを発表しました。
数週間以内に自らの資金を使ってビットコインの先物取引を開始するとのことで、取引は5月中にも開始される予定となっています。
ゴールドマン・サックスは先月、元トレーダーであるJustin Schmidt氏を証券部門のデジタル資産市場の第一人者に雇っています。
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コーン氏は、ゴールドマン・サックスの取引所開設に関連する最近の報道についての質問に対し、「彼ら(ゴールドマン・サックス)は株主の最善の利益となるようにすべきだ」と述べています。ちなみにコーン氏はゴールドマン・サックスの株式を所有していません。
コーン氏は、3月の初旬にトランプ政権のチーフ・経済アドバイザーとしての役割も辞任しています。
ビットコインを支持するGS元関係者
その一方、同じく元ゴールドマン・サックスのMichael Novogratz(マイケル・ノヴォグラッツ)氏は長い間続いているビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の間で議論されているブランドの正当性についてコメントし、ビットコインキャッシュ(BCH)を批判しました。
ノヴォグラッツ氏は、ビットコイン(BTC)こそがサトシ・ナカモトが著したホワイトペーパーで論述されている仮想通貨であると主張しています。
Twitterで行われた議論の内容とは?
ここ最近ではイーサリアム(ETH)が証券に該当するか?などの議論も行われており、今後の主流となる仮想通貨に関して多くの議論が行われています。
今後も続くとみられるこのような議論には多くの注目が集まっています。
仮想通貨取引所bitFlyerはビットコインだけでなくビットコインキャッシュやイーサリアムクラシックなどの主要な仮想通貨を多く取り扱っています。