株式会社オープンハウスグループは2022年6月16日に、ビットコインの少額決済などに役立つレイヤー2ソリューション「Lightning Network(ライトニング・ネットワーク)」の開発者コミュニティである「Diamond Hands」の活動をサポートしていくことを発表しました。同社は住宅関連取引でのライトニング・ネットワーク活用など複数の研究を行なっていくと報告しています。
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ライトニング・ネットワークの事業利用を共同研究
株式会社オープンハウスグループは2022年6月16日に、ビットコインの少額決済などに役立つレイヤー2ソリューション「Lightning Network(ライトニング・ネットワーク)」の開発者コミュニティである「Diamond Hands」の活動をサポートしていくことを発表しました。
Lightning Network(ライトニング・ネットワーク)とは、少額のビットコインを安い手数料で迅速に送金することができる技術であり、「ビットコイン少額決済」や「ビットコインを用いた投げ銭」など様々な用途で活用されています。
オープンハウスグループは、戸建関連事業・マンション事業・収益不動産事業・アメリカ不動産事業を中心とした「住まいや暮らし」に関連する各種サービスを展開している東京都の企業であり、創業の首都圏に加えて名古屋圏・大阪圏・福岡圏にも地域を拡大、近年は地域共創のための活動や、環境保全活動にも力をいれています。
事業会社でのブロックチェーン活用を目指している同社は、ビットコインのスケーラビリティ問題(手数料高騰・送金遅延などの問題)の解決策となる「Lightning Network」にも大きな関心を寄せていたとのことで、日本最大のLightning Networkコミュニティである「Diamond Hands」の研究・活動に協賛し、サポートすることを決定したと説明されています。
具体的には以下のような研究に取り組んでいくと報告されており、『ブロックチェーンの活用、研究開発、最新の不動産取引・不動産管理・建築技術・生活関連決済と合わせた利用、メタバースなどの技術とクロスしたWeb3といわれる新領域の基礎技術の習得や利用を進めていく』と説明が行われています。
- 事業会社によるフルノードの運営
- フルノードを利用した高セキュリティなデータ保管や不動産内でのパーソナルクラウドの構築
- 住宅関連のIOTマイクロペイメントでの活用
- ルーティングに関する情報収集
- 海外企業のLightning Network実装に関するレポート、業務提携の模索
Diamond Handsは暗号資産取引所を運営している「bitbank(ビットバンク)」や「bitFlyer Blockchain」とも協力しており、今年5月には東京都内の飲食店でライトニングネットワークを活用したビットコイン決済の実証実験を実施したことなども報告されています。
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