ヨーロッパの大手デジタル銀行である「N26」が暗号資産取引所などのデジタル投資プラットフォームを展開している「Bitpanda(ビットパンダ)」と提携して、欧州地域で約200種類の仮想通貨に対応した暗号資産取引サービスを提供することが明らかになりました。
こちらから読む:USDT、ブラジル2万台以上のATMで利用可能に「暗号資産」関連ニュース
Bitpandaと提携して仮想通貨取引サービスを提供
暗号資産取引所などのデジタル投資プラットフォームを展開している「Bitpanda(ビットパンダ)」は2022年10月20日に、ヨーロッパの大手デジタル銀行である「N26」と提携して、N26のサービスを利用する欧州地域の顧客向けに約200種類の仮想通貨に対応した暗号資産取引サービスを提供することを発表しました。
「N26」はドイツのベルリンに本社を構えるモバイル銀行であり、2013年の設立後はわずか6ヶ月間で50,000人のユーザーを獲得、現在は800万人以上のユーザーに利用されていると報告されています。
Bitpandaはまだドイツで必要なライセンスを取得していないため、ドイツのユーザーは仮想通貨取引サービスを利用することはできないものの、最初はオーストリアからサービス提供が開始され、その後は6ヶ月以内にスペイン・フランス・イタリアなどといったその他の地域にも提供範囲が拡大する予定だと伝えられています。
取引可能な暗号資産の全リストは現時点で確認できていないものの、Bitpandaの公式発表など複数の報告によると、N26の利用者はわずか1ユーロ(約147円)から以下のような暗号資産を含めた約200種類の暗号資産を取引することができると伝えられています(対象コインは徐々に拡大予定)。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・エックスアールピー(Ripple/XRP)
・カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)
・アバランチ(Avalanche/AVAX)
・ソラナ(Solana/SOL)
・シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)
・ドージコイン(Dogecoin/DOGE)
・テザー(Tether/USDT)
・バイナンスコイン(Binance Coin/BNB)
・USDコイン(USD Coin/USDC)
暗号資産取引も非常に簡単で、ユーザーは「売買したい暗号資産」と「売買したい金額」を指定することによって仮想通貨を購入・売却することが可能、注文が完了するとメインアカウントの残高から現金が差し引かれ、選択したトークンと一緒に表示されるようになると伝えられています。
なお、これらの暗号資産はアプリ内で売買することはできるものの、現時点では外部ウォレットへの送金はできないとも報じられています。