仮想通貨取引所Huobi.pro(フォビ)は、自社の取引プラットフォームに新たな機能としてマーケット指標である『HUOBI 10』を5月23日から導入したことを発表しました。
Huobiのメイン指数となる『HUOBI 10』は、フォビで取り扱う通貨の中でも、規模が大きく、流通性に優れたトップ10の仮想通貨から構成されています。
Huobiの発表によると、この指標はマーケットの総合的なパフォーマンスを反映しているため、ユーザーはより快適な環境で仮想通貨のトレードを行なうことができるとのことです。
この指数は、加重平均計算法を利用してHuobiでテザー(USDT)と取引される通貨の上位10種類の仮想通貨をリアルタイムに追跡し、資産の代表的資本のさまざまな属性に応じて、コイン、プラットフォーム、アプリケーション、ユーティリティ資産トークンの4つのタイプに分類されます。
Huobi公式の発表では次のように説明されています。
HUOBI 10インデックスは5月23日(UTC+8)に開始されました。
HUOBI 10は、高い市場価値と流動性の高い上位10位のデジタル資産を選択し、Huobi Proの市場パフォーマンスをUSDTの観点から総合的に反映しています。
HUOBI 10はHuobi Groupによって設計され、資産分類および加重平均計算方法を使用してコンパイルされています。
デジタル資産は、コイン、プラットフォーム、アプリケーション、ユーティリティ資産トークンの4つのカテゴリに分類されます。これらの4つのカテゴリーで選択された構成員の数は、前四半期の取引量によって決まります。4つのカテゴリのそれぞれへの構成要素の配分を決定した後、前四半期の平均日次取引量を用いて、インデックス内の構成要素の重みを決定します。
HUOBI 10のベースポイントは1000です。6月初めにHuobi Proでインデックス取引商品が発売されます。
またこの内容に関する補足として、各カテゴリーについて次のように説明されています。
「コイン」とは、特定のユースケースに対応せず、その主な機能がトランザクションの主題のみであり、その価値は主に流動性に反映されるブロックチェーン技術に基づいて開発された資産を指します。
「プラットフォーム」コインとは、基礎となるブロックチェーンテクノロジの開発に関連する資産を指し、プラットフォームの使用またはプラットフォームに参加する権利によってサポートされます。
「アプリケーション」コインとは、特定のアプリケーションシナリオに関連付けられ、使用、参加、または配当の一定の権利によってサポートされる資産を指します。
「ユーティリティ資産トークン」とは、金、米ドルおよびその他の実際の資産にリンクされているデジタル通貨を指します。
記事を執筆している時点での10通貨は次のようになっています。
- ビットコイン(BTC)
- Huobi Token(HT)
- イオス(EOS)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- IOStoken(IOST)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ダッシュ(DASH)
Huobiは発表の最後に、この指標に基づいた商品を6月上旬までに発売する計画であるとも述べています。
先日ニュースでは、OKExのSEOを辞任したばかりである李書沸(リー・シューフェイ)氏がHuobiのCEOに就任したことが明らかになり、大きな話題となりました。
仮想通貨取引所の中でも特に急速に成長しているHuobiの今後の新たなサービスや発表に期待が高まります。
Huobi Token(HT)の価格は、5月19日に580円近くまで上昇しましたがその後の下落から停滞しており、現在は400円前後で取引されています。
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(引用:huobi.pro)