世界最大の暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」のCEOであるChangpeng Zhao(チャンポン・ジャオ)氏は、2022年12月24日のツイートで『人々がBINANCEのFUD(悪い噂)を広める理由』について自身の考えを語りました。
BINANCEの悪い噂が広がる9つの理由
BINANCE(バイナンス)のCEOであるChangpeng Zhao(チャンポン・ジャオ)氏は、2022年12月24日に投稿した一連のツイートで『人々がBINANCEのFUD(悪い噂)を広める理由』について自身の考えを語りました。
バイナンスは「世界最大の大手暗号資産取引所」として知られていますが、BINANCEに関しては毎年様々な悪い噂や報道がなされており、世界的に有名な大手メディアで批判的な記事が公開されることもあるため、Changpeng Zhao氏はこれまでにも様々なFUDについて反論するコメントを投稿しています。
Changpeng Zhao氏(CZ)は最初のツイートで「今回挙げた理由が全てではないこと」を説明していますが、具体的には以下のようなことが『人々がBINANCEのFUDを広める理由』として挙げられています。
- 仮想通貨業界には中央集権化や中央集権型取引所(CEX)を嫌う人が一定数いる
- 取引など何らかの理由でお金を失った人がBinanceを責めたり攻撃したりするケースがある
- Binanceを競合とみなす一部の業界他社がバイナンスをわざと陥れようとすることがある
- メディアにお金を支払ってFUDを広めようとする人がいる
- 仮想通貨の普及率は全世界で5%未満と一般普及しておらず多くの人は懐疑的
- 政治家や政策立案者の中にも懐疑的な人がいて「銀行を守りたい」という人もいる
- あるCEXで問題が起きた際に「他のCEXも同じに違いない」と思い込む人がいる
- 嫉妬や中国系カナダ人であるCZに対する人種差別も少しはあるかもしれない
- BINANCEの記事を書くとクリック数が増えるからネタにされている可能性
なお、CZ氏はこれら複数の理由を挙げる中で考え方は人それぞれだということも説明しており、中央集権型組織を嫌う人がいることについては『誰もが自分の意見を述べることができる。それは何も悪いことではない』とコメント、仮想通貨に懐疑的な人がいることについても『何も悪いことではない』とコメントしています。
ただし「銀行を混乱から保護するために仮想通貨を嫌う」といった件に関しては『個人的に反対の意見を持っている』と述べており、『私が間違っている可能性もあるが、銀行を混乱から保護する最善の方法は”できるだけ早くブロックチェーン技術を採用すること”だ』と語っています。
このように語るCZ氏は『上記理由のほとんどには絶対的な善悪の区別はない』と述べており、『私たちは完璧ではない。フィードバックは歓迎するがFUDは無視するべきだ。我々はあなたのサポートを受けながら独自の製品を構築することに集中している』と締めくくっています。