BINANCEの業界復興イニシアチブ「Polygon・Aptos・Animoca Brands」などが参加
暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」は2022年11月25日に、FTXの経営破綻で影響を受けた企業を支援するための基金である「Industry Recovery Initiative(IRI)」を立ち上げたことを発表し、IRIに参加する一部の投資家企業を公開しました。
こちらから読む:BINANCE、準備金証明システムリリース「暗号資産」関連ニュース
FTX破綻で影響を受けた企業を支援
BINANCE(バイナンス)は2022年11月25日に、FTXの経営破綻で影響を受けた企業を支援するための基金である「Industry Recovery Initiative(IRI)」を立ち上げたことを発表し、IRIに参加する一部の投資家企業を公開しました。
業界復興イニシアチブ(Industry Recovery Initiative/IRI)は、FTXの経営破綻による悪影響がさらに連鎖することを防ぐことなどを目的として設立された事業再生ファンドであり、公式発表の中では『IRIは投資ファンドではない』ということも説明されています。
IRIに参加する各企業はそれぞれの支援について独立して投資決定を行うことができるとのことで、参加を希望する伝統的な金融機関の支援にも対応するためにも、トークン・法定通貨・株式・転換社債・負債・クレジットラインなどといった様々な取引方法にも柔軟に対応すると説明されています。
この取り組みは約半年間継続される予定となっており、各参加者は今回の取り組みが終了した時点でパブリックアドレスから未使用の残額を引き出すことができるとされています。
BINANCEは当初、IRIをテーマにした投資機会に10億ドル(約1,390億円)を投入する予定であるとのことですが、『必要があれば近い将来に20億ドル(約2,870億円)に引き上げる』とも説明されています。
なお、IRIに参加すると表明した企業としては以下のような企業が挙げられており、発表時点の中では『参加を希望する企業から既に約150件の応募があった』とも報告、近いうちにはさらに参加者が増えるとも予想されています。
- Jump Crypto
- Polygon Ventures
- Aptos Labs
- Animoca Brands
- GSR
- Kronos
- Brooker Group
Binanceの最初のコミットメントである10億BUSDの公開アドレスは「0x043a80999cEe3711D372FB878768909fbE7F71E6」で、他の参加者のアドレスは来週以降に公開される予定だと説明されています。
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