SBI VCトレードは2023年1月26日に、同社がSBINFTやGincoと共同開発した日本円だけでオンチェーンNFT売買ができるウォレット「SBI Web3ウォレット」の提供を1月25日から開始したことを発表しました。このウォレットには暗号資産⇔日本円の交換を自動執行する「自動円転機能」なども搭載されています。
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事業者とユーザーのNFT利用の課題を解決
SBI VCトレードは2023年1月26日に、同社がSBINFTやGincoと共同開発した日本円だけでオンチェーンNFT売買ができるウォレット「SBI Web3ウォレット」の提供を1月25日から開始したことを発表しました。
「SBI Web3ウォレット」はパブリックチェーン上でのNFT事業展開において、事業者とユーザーの両方が直接的に暗号資産を持たなくとも、オンチェーンでNFTを売買することができるようになる日本初のサービスであり、暗号資産⇔日本円の交換を自動執行する「自動円転機能」なども搭載されています。
仮想通貨業界では「仮想通貨ウォレットの作成・管理」や「暗号資産でのNFT売買の難易度の高さ」がNFT事業参入の障壁となっていましたが、SBI Web3ウォレットは「自動円転機能」や「自動暗号資産調達機能」を搭載することによって、まるで日本円だけで取引しているような使いやすさと管理のしやすさを実現していると説明されています。
最初はSBINFTが提供するNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」でポリゴンネットワーク上のMATICでのサービス開始となるものの、今後はNFTを活用したブロックチェーンゲームやNFTマーケットプレイスなど分散型アプリケーション(dApps)の拡大や、複数のブロックチェーンで利用可能となるマルチチェーン化を進めていくと説明されています。
SBI Web3ウォレットは暗号資産取引所「SBI VCトレード」のユーザーが利用可能で、具体的な特徴としては以下のような機能が挙げられています。
安全なウォレット機能
- SBI VCトレードがウォレットを作成し、安全に管理
- NFT取引はパブリックチェーン上に全て記録し、取引情報の透明性を担保
自動円転機能、自動暗号資産調達機能
- ユーザーの暗号資産⇔円の交換を自動で実施
- ユーザーはSBI VCトレード口座内の暗号資産でのNFT売買はもちろん、日本円でのNFT売買が可能
dAppsとの接続機能
- NFTを活用したブロックチェーンゲームやNFTマーケットプレイスなどのdAppsと接続・利用が可能(※当初はSBINFT Marketで利用可能、接続dAppsは今後追加予定)