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カルダノ基盤ステーブルコイン「Djed」メインネットで正式稼働|複数のDEXにも上場


カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーンを基盤とした過剰担保型の米ドル連動アルゴリズムステーブルコイン「Djed(ジェド)」がCardanoメインネットで正式に稼働したことが明らかになりしました。DJED・SHENが正式リリースされたことを受けて、現在は複数の分散型取引所(DEX)でもこれらの通貨がサポートされています。

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過剰担保型ステーブルコイン「Djed」正式リリース

仮想通貨関連ソリューションの開発を手掛けているCOTI(コティ)は2023年1月31日に、カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーンを基盤とした過剰担保型の米ドル連動アルゴリズムステーブルコイン「Djed(ジェド)」がCardanoメインネットで正式に稼働したことを発表しました。


ジェド(Djed/DJED)は準備金として十分な数の仮想通貨で担保される「過剰担保・暗号資産担保型のアルゴリズムステーブルコイン」となっており、ユーザーは1ドル相当のADAを1Djedと交換することが可能、リザーブコインとしては「$SHEN」を使用し、このSHENで十分な担保を確保することによって価格安定を維持する仕組みとなっています(Djedの仕組みはこちら)。

仮想通貨担保型のアルゴリズムステーブルコインでは、コインの価値を保証するための仕組みや十分な準備金が必要となりますが、Djedでは400%〜800%の過剰担保を準備することによってDjedの価格安定性が崩れないように設計されています。

分散型取引所(DEX)など40以上の提携

Djedはリリース時点で40のアプリに統合予定と報告されていましたが、現在は「MinSwap・Wingriders・MuesliSwap」などの分散型取引所(DEX)でDJED・SHENがサポートされていると報告されています。なお、DJED・SHENは中央集権型取引所であるBitrue(ビットゥルー)にも上場しています。

公式発表によると、Djedは40以上のパートナーシップを構築しているとのことで、カルダノエコシステムにおける他の代表的なプラットフォームにもリストされることが期待されていると報告されています。

Djed Ecosystem(画像:COTI)

今後は「担保資産の追加」なども計画

また、2023年も更なる開発と改善が続けられることになるとのことで、バージョン1.2では拡張性を高めるリファレンススクリプトを含むVasilの機能を使用予定、Djed 1.3ではダイナミックな手数料と価格を導入する拡張Djedバージョンへと進化し、より進歩的な委任プログラムがサポートされ、大きな流動性の提供が可能になると報告されています。

さらに今後は「DJEDをミント(鋳造/発行)するための担保として”ADA以外の他の資産”を追加すること」も計画、具体的にはラップドBTC(WBTC)やラップドETH(WETH)のようなラップ資産をカルダノ・ネットワーク上でDJEDを鋳造するための担保として追加することが計画されていると報告されています。

価格が安定したステーブルコインが広く流通すれば、価格変動の影響を最小限に抑えながら分散型取引所(DEX)分散型金融(DeFi)などの各種サービスを利用することができるようになるため、Djedの正式リリースによって今後はCardanoエコシステム全体がさらに成長していく可能性があると期待されています。

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