Apple(アップル)社の共同創設者であるスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)氏はTwitter(ツイッター)のCEOであるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏の発言を支持し「ビットコインが世界の単一通貨になることを純粋に望んでいる」ことを明らかにしました。
Money20/20カンファレンス|2018
アムステルダムで開かれているMoney20/20カンファレンスの場でCNBCのインタビューに答えたウォズニアック氏は「国境に隔てられているにもかかわらず、世界中の人々が単一の通貨を共有できるというアイデアの『純粋さ』に魅了されている」と語りました。
TwitterのCEOでありビットコイン投資家でもあるジャック・ドーシー氏は以前に、The Times紙とのインタビューで「仮想通貨が世界金融で米ドルの支配的地位を占め、支払い手段としての主要なグローバル通貨になる」と考えていることを明かしており、「ビットコイン(BTC)が2028年までに国際通貨になる」という予測を語っています。
「世界は最終的には単一の通貨を持ち、インターネットは単一の通貨しか持たないだろう。私は個人的にそれがビットコインであると信じています。」
ウォズニアック氏は今回のインタビューの中でドーシー氏の意見に共感していることを語り、ビットコインが単一通貨になるとは言えないものの、純粋にそうなることを望んでいることを明かしました。
「僕はジャック・ドーシーの発言を買っています。必ずしもそれが起こるとは考えていませんが、そうなって欲しいと純粋に思っています。」
ビットコインを購入した理由
自分が投資家ではないことを改めて強調したウォズニアック氏は、「かつて700ドル(約7万7,000円)分のビットコイン(BTC)を購入したのも決済手段として使ってみたかったからだ」と語りました。
長い間ビットコイン(BTC)のファンであり続けているウォズニアック氏は、以前にもビットコインを保有していましたが、大きな価格変動を見ることに疲れたという理由から、1BTCだけを残して保有していたほとんどのビットコインを売却しています。
現在は、1BTCと2ETHを保有しているというウォズニアック氏は「ビットコインは『純粋なデジタルの金』であり、多くの仮想通貨とは異なり、企業によって運営されておらずビジネスモデルもないため『完全に分散化』されている」と述べています。
「”ビットコインだけが純粋なデジタル・ゴールドである”と僕も信じています。
その他のすべてはビットコインのいくつかの側面を諦める傾向があります。
例えば『完全に分散化されており、中央管理者を持たないこと』これはビジネスモデルを持つために諦めなければならない最初のものです。」「ビットコインの発行枚数は数学的に定義されていますし、一定量も存在しており、自然な方法で分配されています。人為的な介入なくです。それらは企業が運用せずとも成長に成長を重ね生き残っていきます。」
「私は信じています。自然であることがすべての人々にとって最も大切なことであると。」
ウォズニアック氏は、ビットコインの仕組み(マイニングやブロックチェーン)が現在の貨幣システムより自然現象に近く、自然であることが人々に受け入れられる条件であると考えているようです。
イーサリアムへの熱い期待
ウォズニアック氏はビットコインだけでなく、イーサリアム(ETH)にも大きな期待を寄せています。
彼は以前にもイーサリアムに興味を持っていることを語り、その理由について「イーサリアムは物事を行うことができるプラットフォームだからである」と述べています。
ビットコインと共にイーサリアムにも大きな期待を寄せているウォズニアック氏は「イーサリアムは長期的にはアップルほどの影響力を持つことになるかもしれない」とも語っています。
世界的にも大きな影響力を持つ人物でありながらも、極めて庶民的なコメントや経験を語るウォズニアック氏の発言には、不思議な説得力を感じます。
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(引用:cnbc.com)