Web3ゲームエンジン「Paima Engine」を提供している「Paima Studios」は2023年4月4日に、同社が展開するクロスチェーンネットワークにカルダノ(Cardano/ADA)を統合したことを発表しました。今回の統合によって、Cardanoウォレットの利用者はあらゆるオンチェーンゲームにウォレットを接続して直接ADAを用いてゲームをプレイすることができるようになるとのことで、他のネットワークのユーザーもCardanoブロックチェーンを基盤としたゲームをプレイできるようになると報告されています。
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Paima Studiosが「カルダノの統合」を発表
完全トラストレスなWeb3構築を可能にするWeb3ゲームエンジン「Paima Engine」を提供している「Paima Studios」は2023年4月4日に、同社が展開するクロスチェーンネットワークにカルダノ(Cardano/ADA)を統合したことを発表しました。
Paima Engine(パイマエンジン)は、開発者がWeb2プログラミングのスキルを用いてWeb3ゲーム・アプリを構築できるようにするブロックチェーンゲームエンジンであり、高速かつ低コストな取引を実現するレイヤー2ネットワークやプラットフォームが展開されています。
Paima Engineのエコシステムパートナーには「アルゴランド」や「アスター」が参加していましたが、今回はイーサリアム仮想マシン(Ethereum Virtual Machine/EVM)に対応していないブロックチェーンにEVM機能を提供するレイヤー2プロトコル「Milkomeda(ミルコメダ)」の協力によってCardanoネットワークの統合が実現したと報告されています。
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カルダノ(ADA)をあらゆるゲームで
今回のクロスチェーンネットワーク統合によって、Cardanoウォレットの利用者はあらゆるオンチェーンゲームにウォレットを接続して直接仮想通貨ADAを用いてゲームをプレイすることができるようになるとのことで、他のネットワークのユーザーもCardanoブロックチェーンを基盤としたゲームをプレイできるようになると報告されています。
CoinDeskの報告によると「Cardanoユーザーはトークンを別ネットワーク上のトークンに変換(ブリッジ)することなく、あらゆるブロックチェーンゲームをプレイすることができる」とのことで、Paimaは「他のネットワークで構築されたゲームのCardanoへの移行」もサポートしているため、それらのネットワークのユーザーは資産を移動することなくカルダノ基盤のゲームをプレイすることができると伝えられています。
仮想通貨のブリッジサービスでは脆弱性を突いたハッカーに資産が盗み取られる事件が発生していたため、セキュリティ面での懸念がありましたが、Paimaのネットワーク上の全てのゲームは自己管理型で資産がユーザーのウォレットに残り、ゲームのウォレットに転送する必要がないため、セキュリティリスクが軽減されると説明されています。
Cardanoをトップのゲーミングチェーンに
Paima Studiosは4日のツイートで『カルダノはトップのEVMチェーンになるだけでなく、トップのゲーミングチェーンにもなる』と述べており、『Cardanoをユーザー数トップのゲームチェーンにする』とも語っています。
カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーン技術は、分散型取引所(DEX)・分散型金融(DeFi)・NFT・メタバースなど様々なプロジェクトで活用されてきていますが、ゲームは仮想通貨業界でも特に人気の分野の1つでもあるため、ブロックチェーンゲーム業界でCardano(ADA)の技術活用が進めば、Cardanoエコシステムがさらに拡大し、ブロックチェーンゲームの利便性も高まると期待されています。