イーロン・マスク氏は2023年5月13日に、Twitter運営会社の新しい最高経営責任者(CEO)にリンダ・ヤッカリーノ氏が就任することを正式発表しました。
2023年5月12日の発表時点では新CEOが誰であるのかは明かされておらず、一部メディアの報道で「リンダ・ヤッカリーノ氏になる可能性がある」との報道がなされていましたが、13日のツイートでは『Twitterの新CEOとしてリンダ・ヤッカリーノ氏を迎えれることを嬉しく思う』とコメントされています。
Twitterの新CEOとしてリンダ・ヤッカリーノさんを迎えることができることを非常に嬉しく思います!
リンダ・ヤッカリーノさんは主にビジネスオペレーションに注力し、私はプロダクトデザインと新技術に注力する予定です。
リンダと一緒に、このプラットフォームを「X」、つまり全てをこなすオールインワンのアプリへと変革していくことを楽しみにしています。
リンダ・ヤッカリーノ(Linda Yaccarino)氏は米コムキャスト傘下の大手メディア・エンターテインメント企業「NBCユニバーサル」で広告担当責任者を務めてきた人物であり、先日12日にはNBCユニバーサルから「リンダ・ヤッカリーノ氏が同社を退社したこと」が発表されていました。
ヤッカリーノ氏はワーナーメディアのテレビ事業でキャリアを積んだ後、NBCユニバーサルで10年以上に渡って広告戦略を担当してきた経歴を有しており、様々なエンターテイメントコンテンツをオンデマンドで視聴することができるストリーミングサービス「Peacock(ピーコック)」の立ち上げで中核的な役割を担った人物としても知られています。
Twitterはイーロン・マスク氏が昨年10月に同社を買収して以来、有料サービスである「Twitter Blue」の展開や、仮想通貨価格や株価を確認できる「キャッシュタグ機能」など、様々な取り組みを行ってきているため、ヤッカリーノ氏がCEOに就任した後の取り組みには注目が集まっています。