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BINANCE:オランダ撤退に伴い「現地の暗号資産取引所」をユーザーに紹介

Coinmerceへの資産移動を無料化

オランダからの撤退を発表した暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)が、ユーザーの資金移動を円滑に進めるために現地の暗号資産取引所であるCoinmerce(コインマース)と協力することが明らかになりました。

Coinmerceの公式発表によると、BINANCEとCoinmerceは「BINANCEを利用していたオランダのユーザーに対してCoinmerceを紹介すること」について合意したとされています。

バイナンスはオランダで仮想通貨取引所を展開するためのライセンス取得に失敗したため、2023年7月17日にはオランダ向けサービスの大部分が停止されることになっていますが、今回の合意によってオランダのBINANCE利用者は自分の資産を無料でCoinmerceに移動できるようになると説明されています。

Coinmerceはオランダや他の11カ国で既に事業を展開しているとのことで、オランダの中央銀行に登録されているオランダ初の暗号資産取引所の1社でもあると報告されています。

今回の連携によって、今後はBinanceを利用していた数十万人のオランダ居住者が「Coinmerce」に移行する可能性があるため、この紹介によってCoinmerceはオランダ最大の暗号資産プラットフォームになる可能性があるとも伝えられています。

「Coinmerce」の共同創業者であるNick Smits van Oyen氏と、「BINANCE」は今回の協力について次のようにコメントしています。

【Coinmerce:Nick Smits van Oyen氏】
BINANCEとのパートナーシップを誇りに思います。私たちはユーザーに全てのヨーロッパの法律と規制に準拠した同等のプラットフォームを提供します。

バイナンスとの協議を経て、ユーザーが可能な限り簡単な手順で移行作業を進めれるように準備を整えています。ユーザーはBINANCEからメールを受け取った後、簡単なステップバイステップのプロセスで移行作業を行うことができます。

【BINANCE】
私たちは「Coinmerceは安全なプラットフォームを提供しているため、ユーザーは信頼できる環境で取引を続けることができる」と確信しています。これが私たちがCoinmerceを選んだ理由の1つです。

BINANCEはここ最近で様々な国からの撤退を発表しており、今年5月には「2023年11月末で日本向けサービスを終了すること」も発表、今後は日本向け取引所となる「Binance JAPAN(仮称)」への移行作業が段階的に進められていく予定となっています。

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