仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

Google Cloud:BigQueryで「11種類のブロックチェーン」を新規サポート

ブロックチェーンのデータ提供を強化

Google Cloudは2023年9月22日に、より多くのブロックチェーンデータを提供するために「BigQuery」の一般公開データセットに11種類のブロックチェーンを追加したことを発表しました。

BigQueryとは、Google Cloud Platformで提供されている大量のデータを瞬時に解析できるビッグデータ分析プラットフォームであり、2018年にはビットコインとイーサリアムを追加、2019年にはさらに6つのブロックチェーンがサポートされていました。

今回の発表では、新たに以下11種類のブロックチェーンを追加したことが報告されており、既存のビットコインのBigQueryデータセットも「Satoshi(sats)/ Ordinals」を追加することによって改良されていると説明されています。

【新たに追加された11のブロックチェーン】

複数チェーンの複雑な質問に対応可能

この機能拡張はWeb3分析企業・パートナー・開発者などといった様々な顧客からの要望に応えるためのものであり、これによって以下のような複雑な質問にも応えることが可能になると説明されています。

また、Google Cloudは「コミュニティ管理のデータセット」に加えて「Google Cloudが管理するデータセット」も提供しています。これには、Ethereumコミュニティのデータセット(crypto_ethereum)のほか、Google Cloudが管理するEthereumデータセット(goog_blockchain_ethereum_mainnet.us)が含まれています。

これによって、Ethereumに関する豊富な分析が可能になり、ウォレット残高や特定のトークン(ERC20、ERC721、ERC1155)に関連するトランザクション・スマートコントラクトとのやり取りなどを簡単にクエリできるようになるとのことです。

なお、今回の新規追加によって、BigQueryがサポートするブロックチェーンは以下の19種類になったと報告されています。

>>Google関連の最新記事はこちら

Google Cloud発表