Google Cloudが「Polygon PoS」のバリデーターに
ポリゴン(Polygon/MATIC)の開発をリードする「Polygon Labs」は2023年9月29日に、Polygon PoSのバリデーターに「Google Cloud」が参加したことを発表しました。
Polygonのネットワークでは、取引承認・合意形成の仕組みとしてプルーフ・オブ・ステーク(PoS)と呼ばれる仕組みが採用されており、バリデーターと呼ばれる複数の貢献者によってネットワークが支えられています。
今回の発表では、このPolygon PoSのバリデーターに「Google Cloud」が参加したことが報告されており、「PolygonのPoSネットワークは100以上のバリデーターに保護されている」とも説明されています。
今月、Google CloudがPolygon PoSの分散型バリデータと1つとなりました。
YouTubeとGmailを支えているのと同じインフラが、高速かつ低コストなPolygonプロトコルの安全性確保に役立っています。
PolygonのPoSネットワークは100を超えるバリデータに保護されており、Google CloudもPolygonを支える素晴らしい企業の1つです。
Google Cloudのようなハイクオリティで信頼できるセキュリティ重視のバリデーターは、Heimdall、Bor、PoSのユーザーに追加のセキュリティ層を提供します。
Polygonのエコシステムは広大で多様です。
以下のダッシュボードを使えば、誰でも全てのPolygon PoSバリデータ(Google Cloudを含む)のパフォーマンスとチェックポイント署名を確認することができます。
Google関連のニュースは他にも
既に10,000 MAITC以上のステーキング
Polygonの暗号資産である「MATIC」を保有している人々は、バリデーターへの委任手続きを行うことによってネットワークの運営プロセスに参加し、ステーキング報酬を獲得することが可能となっていますが、現在は「Google Cloud」に委任することも可能となっています。
「Polygon Staking」のサイトに掲載されているデータによると、Google Cloudのバリデータノードでは既に「10,451.12 MATIC」がステーキングされていると報告されています。
バリデーターはブロックチェーンネットワークの安定稼働を維持するために非常に重要な存在であるため、Google Cloudのような大手企業のバリデーター参加はPolygonコミュニティにとって非常に嬉しいニュースだと言えます。
なお、今回の参加については「Google Cloud Singapore」からも以下のように報告されています。
現在、当社はPolygonのPoSネットワーク上でバリデーターとしての役割を果たしており、100を超える他のバリデーターとともにネットワークの集団セキュリティ、ガバナンス、分散化に貢献しています。
なお「Google Cloud」と「Polygon Labs」は今年4月に長期的な戦略的提携を発表しており、インフラや開発ツールを提供してPolygonをサポートしていく方針が説明されていました。
また、Polygon関連の最近の発表では「仮想通貨MATICをPOLにアップグレードする提案」なども公開されています。