Highphenが「スクウェア・エニックス」に技術提供
ウォレットアドレスでメッセージ送受信ができるWeb3コミュニケーションプロトコル「DMTP」を開発しているHighphen(ハイフン)は2023年10月20日に、SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)に対してDMTPの技術を提供することを発表しました。
DMTPは、ウォレットアドレスに基づくメッセージの送受信ができるプロトコルであり、ユーザー同士でメッセージを送受信したり、Web3事業者がユーザーに対して通知やメッセージを送信する際にも活用できるようになっています。
また、メッセージ送受信のアクティビティに基づいてDMTPトークンを獲得できる「Communication Rewards」や、ステッカーやチャットを送信できる「Chat Sticker NFT」など、ユーザーが楽しくコミュニケーションできる機能も用意されています。
ハイフンは今回のパートナーシップを通じて、スクウェア・エニックスが提供するWeb3ゲームに「DMTP」の技術を提供するとのことで、新たなWeb3ユーザーの獲得・ユーザーオンボーディングなどに貢献していくと説明されています。
DMTPのWeb3マーケティングとWeb3ゲームの親和性
ハイフンは”事業者向けのWeb3マーケティング機能”を開発中であるとのことで、この機能では「ユーザーのオンチェーン/オフチェーンの分析やオンチェーンデータからターゲティングしてメッセージを配信すること」や「ユーザーのプロジェクト参加日など特定のタイミングを起点に自動でメッセージ配信すること」が可能だと説明されています。
この機能は、NFTや分散型金融(DeFi)などあらゆる領域のWeb3プロジェクトに導入することが可能で、Web3ゲームとも非常に親和性が高い機能になっているとのことです。
Web3ゲームでは「トークンの購入」や「ゲーム内で使用されるNFTの購入」など、新規ユーザーには馴染みがないステップがいくつか存在しているため、DMTPを活用して各ユーザーの状態を把握し、各ユーザーに適切なメッセージを配信することによって、全ユーザーをオンボーディングすることができ、ユーザーのアクティブ率を向上させ、離脱率を大幅に改善することができると期待されています。
また、DMTPで提供される分析機能をもとに、過去にWeb3ゲームをプレイしたことがあるユーザーだけに絞ってメッセージを配信することで、Web3ネイティブでアクティブなユーザーの獲得に繋げることができるとされています。
SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)は以前からWeb3関連の取り組みを進めており、今年4月にはWeb3ゲーム配信プラットフォームを提供している「Elixir Games」とのパートナーシップも発表されています。
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(ハイフン発表)