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Astar Network「KDDI」との協業で基本合意書締結|Astar zkEVMテストネットも公開

αUにおける「Astar zkEVM」対応などを検討

Astar Network(ASTR)関連の開発を行っている「Stake Technologies」と「Startale Labs」は2023年10月24日に、Web3領域におけるパートナーシップに向けて「KDDI」と基本合意書を締結したことを発表しました。

Stake Technologies・Startale Labs・KDDIの3社は、Web3技術を活用した新たな顧客体験の創出に向けて共同で検討を行っていくとのことで、最近発表された「Astar zkEVM」への対応を検討することも報告されています。

KDDIは、メタバース・ライブ配信・NFTマーケットプレイス・暗号資産ウォレット・バーチャルショッピングなどといった様々なサービスを提供する「αU」を展開していますが、今後はαU関連サービスにおける「Astar zkEVM」への対応も検討されるとのことで、具体的には以下の内容を中心として両者間で協業に関する協議を進めていくと説明されています。

今後は、協業の具体的内容や役割などについての協議を進め、Web3時代の新たな顧客体験の創出とブロックチェーン技術の社会実装を加速化させていくとのことで、各社の代表者は以下のようにコメントしています。

【Stake Technologiesディレクター:石川 駿氏】
Astar Networkが新たに提供するEthereumレイヤー2の「Astar zkEVM powered by Polygon」が国内大手通信事業者であり、コンテンツ方面でも多大な影響力を持つKDDI株式会社様およびαUに認められたことは、Astar zkEVMへの期待値とこれまでAstar Networkが築いた国内外における高い評価の証と考えています。

Astar zkEVMエコシステムの世界レベルのツールにより、事業者様はEthereumの恩恵を受けながら、高いUX・安い手数料・早い取引のサービスを開発することが可能であり、ユーザファーストにプラットフォームやコンテンツ創出を手掛けるKDDI株式会社様およびαUとは非常に相性がいいと感じております。

今後、αUとの共同開発およびWeb3コンテンツの共同検討を通じて、新たな顧客体験を創出して参ります。

【Startale Labs代表取締役CEO:渡辺 創太氏】
Startale Labsは、Astar Networkのエコシステムを通じてKDDI株式会社様が提供するαUとAstar zkEVMを活用し協業を深められることを心より嬉しく思います。

日本の通信事業において多大なる信頼と安心感を提供しているKDDI株式会社様がこれまで培ってきたものを生かし、新たな切り口でのWeb3へのお取り組みやクリエイターエコノミーへの貢献、 Startale Labsが提供するインフラサービスをはじめとしたさまざまなWeb3を軸としたサービスが組み合わさることで、Web3を活用した新たな事業の創出と、よりスピーディかつスケーラビリティをもったコンテンツの開発に繋がることを期待しております。

Startale Labsは今後もKDDI株式会社様とともに新たなWeb3を通じた顧客体験の向上を推進してまいります。

「Astar zkEVM」のテストネットもローンチ

2023年10月24日には「Astar zkEVM」のテストネットがローンチしたことも発表されています。

Astar zkEVMは、ゼロ知識証明と呼ばれる技術を活用したチェーン開発キット「Polygon CDK」を用いて開発されたAstar Networkの新ブロックチェーンであり、Astar Networkが提供してきた相互運用性に加えて、高度な処理能力・拡張性・安全性を備えています。

この新ブロックチェーンは以前から告知されていた過去最大級のアップデート「Supernova」の構想の取り組みで、以前の発表ではポリゴン(MATIC)の開発で知られる「Polygon Labs」との協業を通じて、日本からWeb3事業の先進事例を創出していくために、信頼されるチェーンを展開していくとの説明がなされていました。

Startale Labsの代表取締役CEOである渡辺 創太氏は、今回のテストネットローンチにあたり『スピード重視でテストネットローンチしているので使っていただきフィードバックなどいただけると嬉しいです』とコメントしています。

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(公式発表:Astar NetworkαU PR事務局