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Terra Classicはまだ死んでいない?USTC・LUNCの価格上昇で期待高まる

USTC・LUNCの価格が大幅回復

Terra Classic(LUNC)やTerra Classic USD(USTC)は2022年5月の価格暴落で価値の99%以上を失っていましたが、ここ最近では再び「LUNC・USTCの価格回復」を期待する声が強まってきています。

米ドル連動ステーブルコインとして開発された「USTC」は昨年6月に0.01ドル以下にまで下落していましたが、今月26日頃からは回復傾向が見られ始めており、先日27日には一時的に「1USTC=0.07ドル」まで価格が回復しました。

2022年10月2日〜2023年11月28日 USTC/USDの日足チャート(画像:TradingView)

ピーク時に116ドル付近まで高騰していた「LUNC」も先月時点で0.00005ドルにまで下落していましたが、その後は徐々に回復して先日27日には「1LUNC=0.00012ドル」まで回復しています。

2023年3月11日〜2023年11月28日 LUNC/USDの日足チャート(画像:TradingView)

USTC・LUNC価格上昇の理由は?

USTC・LUNCの価格が上昇している理由については複数の意見が出ているものの、仮想通貨コミュニティでは「バイナンス先物におけるUSTC再上場・取引量の増加・トークンバーン」など複数の要因が関係している可能性があるとの意見がでています。

BINANCEは先日27日の午後3時頃に「Binance FuturesでUSTC無期限契約の提供を開始すること」を発表しており、同日27日にはbybitも「USTC/USDT無期限契約の提供を開始すること」を発表しています。

これらの発表はUSTC価格が既に上昇しているタイミングで行われているため、発表が価格上昇の引き金になったとは考えにくいですが、コミュニティではUSTC関連の新たな動きで「今後の取引活発化」や「さらなる価格回復」に期待が高まっています。

理由の1つとして挙げられている「トークンバーン」は以前からTerra Classicのコミュニティで実施されているもので、価格暴落時に大量発行されたLUNC・USTCを自主的にバーン(焼却処分)して価格上昇を促進させる狙いがあります。

LUNCのバーンはBINANCEが支援していることなどでも注目を集めていましたが、現在はLUNCとUSTCの両方で自主的なバーンが実施されています。

Terra Classicのコミュニティでは、現在も「Burn Taxの見直し」や「USTCのリペグに向けた取り組み」など様々な改善提案・議論がなされているため、今後もバーン数量などが大幅に変化する可能性はありますが、昨年5月の暴落以降で大幅な下落はみられていないため、一連の取り組みが実を結べば価格が回復する可能性があると期待されています。

アナリストも「LUNC・USTCの復活」に期待

仮想通貨アナリストのOscar Ramos氏もLUNC・USTCの回復に期待感を示している人物の一人であり、2023年11月27日に公開したYouTube動画の中でLUNC・USTCの将来に期待感を示しています。

同氏は今回のUSTC価格上昇について『これは2023年初頭以来の価格である』と述べており、『これから何が起きるか正確に予測できる人はいないだろうが、”USTCは死んでいない”ということを理解する必要がある』と語っています。

仮想通貨業界ではこれまでにも複数の銘柄で大規模な価格暴落が起きていますが、暗号資産取引所FTXの崩壊とともに暴落したFTXトークン(FTT)も今月11日に1ドルから5ドル付近まで上昇しているため、現在はそのような仮想通貨の動きにも注目が集まっています。

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