現物ビットコインETF承認で「1,000億ドルの資金流入」スタンダードチャータード銀行予想
現物ETF承認で1,000億ドル流入の可能性
英大手銀行のスタンダードチャータード銀行が「現物ビットコインETFが承認されれば500億〜1,000億ドル(約7.2兆円〜14.4兆円)の資金が流入する可能性がある」との予想を示したことが明らかになりました。
この予想は2024年1月8日に公開されたレポートの中で述べられているもので、レポートの中では『ビットコイン価格は2025年末までに20万ドル(約2,875万円)まで上昇する可能性がある』との予想も語られています。
Standard Chartered posting some moon math! $200,000 coming pic.twitter.com/IQueMhjgiP
— Lark Davis (@TheCryptoLark) January 9, 2024
現物ETFの手数料競争も激化
BTC価格は10万ドル〜20万ドルに?
スタンダードチャータード銀行は『ETF承認はBTC価格上昇の主要な原動力である』と述べており、現物ETFの承認は機関投資家がビットコイン市場に参加する転換点となり、大規模な資金流入と価格上昇が期待されると説明しています。
同社によると、2004年に金の上場取引型金融商品(ETP)が米国で初めてローンチされた際には7〜8年間で金価格が4.3倍に上昇したとのことで、現物ビットコインETF承認後も同様の価格上昇がビットコインで起きると予想されています。
また、同社は「ビットコインETF市場はより急速に発展する」とも予想しており、1〜2年ほどの短期間で大規模な資金流入が起きると予想されることから、ビットコイン価格は2024年末に10万ドル(約1,440万円)、2025年末には20万ドル(約2,875万円)に迫る可能性があると予想されています。
なお、同社は以前から「BTC価格は2024年末までに10万ドル付近まで上昇する可能性がある」との予想を示していたため、今回の予想はそのような見通しと一致するものであるとも説明されています。
現物ビットコインETFのローンチによる大規模な資金流入を予想する意見は多く、Galaxy Digitalは「ETF承認で数百億ドル規模の資金が流入する」と予想、GrayscaleのCEOは「現物ETFで30兆ドル規模の市場への道が開かれる」と語っています。
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