暗号資産取引所Coincheck(コインチェック)は2024年2月27日に、米ドル連動ステーブルコイン「USDC」を発行しているCircle(サークル)と提携したことを発表しました。
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USDCへのアクセス拡大に向けて提携
Coincheck(コインチェック)は2024年2月27日に、米ドル連動ステーブルコイン「USDC」を発行しているCircle(サークル)と提携したことを発表しました。
今回の提携は「日本市場におけるUSDCへのアクセス拡大」を目的としたもので、コインチェックでUSDCを取り扱う方針も発表されています。
USDコイン(USDCoin/USDC)は、通貨1枚の価格が1ドルで安定して推移するように設計された米ドル連動ステーブルコインであり、流動性の高い現金や現金同等資産によって100%裏付けられているため、米ドルと1対1で交換することができます。
日本では2023年6月1日に施行された改正資金決済法で、USDCのようなステーブルコインが「電子決済手段」として位置付けられているため、コインチェックでUSDCを取扱うためには「電子決済手段等取引業の登録」が必要となりますが、同社は今後USDCの取扱いに向けた取り組みを進めていくとのことです。
USDCは海外取引所・分散型アプリケーション(DApps)・分散型取引所(DEX)などといった仮想通貨関連の様々なサービスで利用される代表的なステーブルコインであるため、コインチェックでUSDCの取扱いが開始されれば、そのようなサービスもより簡単に利用できるようになると期待されます。
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Circleの共同創業者兼CEOであるジェレミー・アレール氏、マネックスグループの代表執行役会長である松本 大氏、コインチェックの代表取締役社長執行役員である蓮尾 聡氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。
【Circle:ジェレミー・アレール氏】
コインチェックとの協力関係は日本市場におけるUSDCの安定性と信頼性の構築における基盤となります。コインチェックと協力し、日本におけるデジタル金融の新時代を切り拓くことができることを大変嬉しく思います。
【マネックスグループ:松本 大氏】
ステーブルトークンのグローバルスタンダードであるUSDCを日本に導入し、ジェレミーとサークルチームと共に、日本の暗号資産市場とブロックチェーンエコシステムをさらに発展させることを大変嬉しく思います。
【コインチェック:蓮尾 聡氏】
Circle社が発行・運営しているUSDCの取扱い開始に向けて、同社と協働できることを大変嬉しく思っております。国内暗号資産ユーザーのステーブルコイン取扱いへの期待は高いものと認識しており、ステーブルコインは、暗号資産やNFTの売買取引における決済通貨としての使用が見込まれる上、暗号資産の流動性やNFTの売買高の増加に繋がることが期待されます。
ステーブルコインのなかでも質の高い米ドル建て準備資産に裏付けされ、各国の規制にも準拠するUSDCの取扱いに向けて一歩を踏み出せることは、当社ならびに当社のお客様にとって大きな意味を持つものと考えます。
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