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ビットコイン半減期まで「残り24時間」世界中で関心増加・巨大広告の報告も

ビットコイン半減期までのカウントダウン

ビットコイン(BTC)で以前から注目されている半減期まで残り24時間となった。

半減期(Halving)とは、ビットコインのマイニングで得られる報酬額が半分になるタイミングのことであり、約4年に一度の周期で訪れるように設計されている。

現在マイニングで得られる報酬額は「1ブロックにつき6.25 BTC」となっているが、半減期後にはこの報酬額が「1ブロックにつき3.125 BTC」となる。

半減期到来によるマイニング報酬の減少は、ビットコインの新規発行枚数が減少することを意味するため、需要と供給のバランス変化で長期的な価格上昇にもつながる可能性があると期待されている。

CoinGeckoが公開している「ビットコイン半減期カウントダウン」では、次の半減期まで残り約24時間と報告されている(※正確にはブロック高:#840,000に到達するタイミング)。

ビットコイン半減期までのカウントダウン(画像:CoinGecko

Google検索における関心度は過去最高値に

ビットコインの半減期が迫っていることを受けて、世界中でも「ビットコイン半減期」に対する関心が高まっているようだ。

Google検索における検索数や関心度を調べることができるツールである「Google Trends」のデータによると、世界における「bitcoin halving」という検索キーワードの人気度は2004年以来の過去最高値に達している。

以下の画像はその人気度をグラフで示したもので、前回の半減期である2020年5月の数値が34だったのに対して、現在の数値が42に達していることが報告されている。

2004年1月〜2024年4月 Google検索における「bitcoin halving」の人気度推移(画像:Google Trends

一部の国では「ビットコイン半減期」の広告も

ビットコイン半減期に対する関心が最も高いのはナイジェリアで、オランダ・スイス・キプロス・スロベニアなどがそれに続いている。

タイなどの国では、電車内や屋外巨大看板などで「ビットコインの半減期」を知られる広告なども掲載されていると報告されているため、現在の関心増加にはそのような宣伝も影響している可能性があると考えられる。

NEW:タイの地下鉄でビットコイン半減期の広告 ??

私たちはバンコクの高速道路でビットコイン半減期の広告が出るようなサイクルに入っている

これらのデータや傾向はビットコインの認知度や関心が世界中で確実に高まっていることを示しているため、今後の更なる普及や価格への影響などには期待が高まっている。

半減期が到来したからといってビットコイン価格が即座に急騰するわけではないが、多くの専門家たちは「現物ビットコインETFなどとの相乗効果によって、ビットコインは半減期後に再び上昇トレンドを再開する可能性がある」と予測している。

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