ワールドコイン(Worldcoin/WLD)の開発企業であるTools For Humanity(TFH)は2024年7月2日に、プライバシーとセキュリティの強化に向けて、Apple、Google、Xの元幹部4名を採用したことを明らかにしました。
今回のニュースは仮想通貨メディアCoinDeskによって報じられたもので、その後はTFHの公式Xアカウントでも以下のように報告されています。
プライバシー、セキュリティ、最先端技術へのコミットメントを再確認し、ワールドコインプロジェクトの発展に貢献します。
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今回採用されたのは以下の4名で、これまでの経歴や就任した部門については以下のように報告されています。
- Damien Kieran氏(元Xプライバシー責任者)
プライバシー責任者に就任。 - Adrian Ludwig氏(元Google Androidセキュリティディレクター)
情報セキュリティ責任者に就任。 - Ajay Patel氏(元Googleペイメントチームリーダー)
World IDの責任者に就任。 - Rich Heley氏(Apple、Meta、Teslaの元幹部)
デバイス責任者に就任し、虹彩スキャンデバイスの開発を監督。
新たに採用された4名の幹部はプライバシー・セキュリティ・ID管理などの分野を強化していくことになるとのことで、世界中の規制当局やデータプライバシー関連の担当者と連携しながら透明性を確保し、ワールドコインのネットワークを拡大してく方針が語られています。
ワールドコインは世界各国のデータ保護規制当局から調査を受けており、スペインなどの一部地域ではワールドコインの禁止措置が取られています。
規制当局などからの指摘を受けたワールドコインは、ここ最近で「個人情報の自己管理機能・虹彩情報の削除機能・18歳未満の利用防止措置」など様々な対応を進めているため、今後はプライバシー&セキュリティ強化のための取り組みがさらに加速する可能性があると予想されます。
また、ワールドコインの虹彩認証装置Orbについては、新製品がApple風のデザインになるとも報じられていたため、デバイス関連の開発作業などにも注目です。
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