仮想通貨（暗号資産）のデータ分析企業であるSantiment（サンティメント）は2024年7月6日に、下落買いのリスクが低いと考えられる複数のアルトコインのリストを公開しました。
今回のリストは、時価総額対実現価値比率（MVRV）が低いものを並べたもので、MVRVが低いほど短期的な時間枠でポジションをとる際のリスクが低くなると説明されています。
時価総額対実現価値比率（MVRV）とは、仮想通貨の市場価値と実現価値の比率を示す指標であり、特定の仮想通貨が過大評価されているか過小評価されているかを判断するために使用されます（MVRV＝実現価値÷市場価値）。
今回挙げられた仮想通貨は以下の9銘柄で、DOGE・UNI・LTCの3銘柄が特に安値買いのリスクが低いとされています。
| 仮想通貨 | MVRVスコア |
| ドージコイン（DOGE） | -19.7% |
| ユニスワップ（UNI） | -16.3% |
| ライトコイン（LTC） | -15.0% |
| イーサリアム（ETH） | -13.2% |
| チェーンリンク（LINK） | -11.1% |
| エックスアールピー（XRP） | -10.1% |
| カルダノ・エイダ（ADA） | -9.9% |
| ビットコイン（BTC） | -9.6% |
| トンコイン（TON） | +4.0% |
?コインの30日間のMVRVが低いほど、短期的な時間枠でポジションを新たにとったり追加するリスクが低くなります。
現在、安値買いのリスクが最も低いものから高いものまでを、追跡可能な時価総額順に並べると以下のようになります。
DOGE：-19.7% ?
UNI：-16.3% ?
LTC：-15.0% ?
ETH：-13.2%
LINK：-11.1%
XRP：-10.1%
ADA：-9.9%
BTC：-9.6%
TON：+4.0%
アルトコインの価格上昇を予想する意見は他にも出ており、仮想通貨分析会社CryptoQuantは2024年6月21日に、イーサリアム（ETH）のオンチェーン指標がアルトコイン価格高騰の可能性を示唆していることを報告しています。
ビットコイン価格に関しては,50,000ドル（約800万円）以下まで下落する可能性があると予想する意見も出ていますが、BINANCE（バイナンス）のCEOであるリチャード・テン氏は「BTC価格は2024年末までに8万ドルを超える」という強気な価格予想を語っています。
