DeRec Allianceの創設メンバーが決定
仮想通貨(暗号資産)の復元プロセスを簡素化するための取り組みを行なっているDecentralized Recovery Alliance(DeRec Alliance)は2024年9月5日に、カルダノ(ADA)開発企業やHederaが「DeRec Alliance」の創設メンバーに参加したことを発表しました。
この組織には「アルゴランド財団、リップル、XRPL Labs」などといった様々な有名企業・団体が参加していましたが、今回は新たにカルダノ開発企業である「Input Output」や「Hedera」が参加し、最終的な創設メンバーが決定したことが報告されています。
DeRec Allianceの創設メンバーとアライアンスメンバーとしては、以下のような企業・団体が挙げられています。
【創設メンバー】
- Algorand財団
- Cardano(カルダノ)
- Hashgraph(旧Swirlds Labs)
- Hedera(ヘデラ)
- Input Output
- Ripple(リップル)
- XRPL Labs
【アライアンスメンバー】
- Acoer
- BankSocial
- Blade Labs
- The Building Blocks
- Casper Labs
- Constellation
- DLT Science Foundation
- The Hashgraph Association
- Hashpack
- The HBAR Foundation
- Oasis Protocol Foundation
- Palisade
- Revive Labs
DeRec Allianceとは?
DeRec Allianceは、仮想通貨ウォレットの復元(リカバリー)で利用する秘密鍵などの復旧を簡単にして、標準化するためのオープンソースプロトコルを推進している組織です。
仮想通貨を自分自身で管理する際には、ウォレット・秘密鍵・パスワードなどの管理が必要で、専門的な知識が必要となるため、そのような複雑さが参入障壁の1つとなっていました。
DeRec Allianceはこのような課題を解決するために「暗号資産の復元を簡素化して安全に管理できるようにするための業界標準となるオープンソースプロトコル」を推進しています。
具体的には、あらゆるブロックチェーンの鍵・パスワード・写真・メモ・ID・認証情報・暗号鍵などといった様々な種類のデータを保護するためのソリューションを提供するとのことで、「全ての人がアクセスできる体験を提供するためにリーダー企業を団結させることを目指している」とも説明されています。
なお、今回新たに参加が発表された「Input Output」と「Hedera」は技術監視委員会(TOC)で2年間の任期を務めることになるとのことで、アライアンスのガバナンス構造と基本方針に重要な意見を提供すると説明されています。
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Souce:DeRec Alliance公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:DeRec Alliance公式発表から引用